サポーター同士の応援合戦が最高の雰囲気を作り出した神奈川ダービー

   2016/10/28

3 2
  1 前半 0  
  2 後半 2  
14′ 狩野 健太
84′ 三好 康児
90+10′ 小林 悠
      90+6′ 中町 公祐
90+8′ 伊藤 翔

2ndステージ 第13節 川崎フロンターレ×横浜Fマリノスの試合。
試合前、いつものようにAゲート喫煙所で煙草を吸っていると、マリノスサポーターのチャントが大きく等々力競技場に響き渡った。

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「今日のマリノスサポは気合入っているな」

そんな事を考えながら、自分の座席に座ると、ここのところ騒ぎのあった川崎フロンターレサポーターの応援が嘘のような盛り上がりと一体感に驚いた。
天皇杯3回戦に続いて川崎華族の居ないGゾーンに変わって音頭を取っているのはゴール裏の乾坤一旗。
天皇杯では、不揃いにも聞こえたチャントであったが、なんかこう、スタジアムが一体化しているというか、完全に等々力競技場は声援に包まれていた。

「負ける気がしない」

サポーターの雰囲気でそう思えたのは、1st最終節の大宮戦以来ではなかろうか。
実際試合も終始フロンターレがリードしているように見えたし、ここに来てソンリョンまで欠くという一年通して怪我人に悩まされているクラブとは思えない程の選手たちの動きであった。

中でも、ここ数試合3バックでDFに起用されている田坂の動きは安定感があって良かった。
エウシーニョも田坂のお陰で、水を獲た魚のように自由自在に動いている。

後半GKの新井章太が谷口と接触し、脳震盪と顎を骨折するというハプニング、またしても怪我人が出てしまった。
新井が倒れているところにマリノスサポーターのブーイング。これもサッカーの醍醐味だ。
だが中村憲剛の取りなし等も手伝って、ブーイングはいつしか新井章太への拍手へと変わった。

新井が倒れた直後、ベンチ裏でアップする高木を見ていてハラハラしたが、実際交代した後の高木はJ1初出場とは思えない程、落ち着いた様子であった。
そして2-0と川崎フロンターレのリードのまま、アディショナルタイムへ。


等々力競技場に驚きの声が上がる。アディショナルタイムは9分。

アディショナルタイムに入ると、フロンターレサポーターの応援のボルテージも上がった。
メインスタンド側からのCKで、中村憲剛がいつものようにサポーターを煽ると、メインスタンドが沸いた。
この日ほどメインスタンドの応援が凄かった日もない。それくらいゴール裏・バックスタンド・メインスタンドが一体化していたのだ。

だが、想像もしなかった等々力劇場はここから始まった。

後半にありがちな打ち合いの様相を呈すると、
アディショナルタイム6分にマリノスの中町のゴールで1点を失うと、マリノスサポーターの応援がフロンターレサポーターのチャントを掻き消した。
その直後、再びマリノスの高木のクロスに伊藤が同点ゴールを決めた時、等々力競技場はマリノスサポーターのものになろうとしていた。

アウェイ側のゴール前に崩れるフロンターレの選手らに中村憲剛が声を上げ鼓舞する。

時間はあと1分。

大島のシュートをキーパー榎本が弾き、CKを奪うと、風間監督は三好に変わって森本を投入。森本がピッチに入ったのが丁度アディショナルタイム終了間際の99分。
そして田坂のクロスを小林悠がヘディングで決め決勝ゴール。変わった森本も、この時マリノスの中澤を潰していたから良い働きをした。

等々力競技場に響く、落胆の声と歓喜の声。 これが等々力劇場ならば、あまりにも無慈悲。そしてドラマチック。
私は試合終了を告げる笛と共に、放心状態のような脱力感に見舞われた。
試合前に感じた「負ける気がしない」という予感がこの事だったと思うと肌寒い。

試合終了後も笑顔を見せる事がなかった中村憲剛

試合終了後も笑顔を見せる事がなかった中村憲剛


勝ってCSへの切符を手に入れた川崎フロンターレ。
勝利に酔いしれる選手たちとは違い、笑顔を見せることの無かった中村憲剛は、同点に追いつかれた事に喜べなかったのか、それとも2nd優勝を見ていたのだろうか。

何にせよ、この日の等々力競技場の最高の雰囲気を作ったマリノスサポーターとフロンターレサポーターの応援に感謝。

試合ハイライト動画

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