川崎フロンターレ15年連続黒字 営業収益60億突破、前年より10億増えるも、ここからどうする?

 

先日、2018年度のJリーグ各クラブの経営情報が開示されました。
Jリーグ全体では8年連続の収益増加(前年と比較し、営業収益が約 131億円増加)ということです。
DAZN効果やイニエスタ等のビッグネームがJに来たことや、各クラブの努力の成果としてJリーグのコンテンツ価値は高まったとも言えますが、スタジアム問題を抱えているクラブも多く、今後の増収増益の為にはこの辺が課題となりそうです。

川崎フロンターレ15年連続黒字 営業収益60億突破、前年より10億増えるも、ここからどうする?

営業収益ベスト10

※柏・湘南・磐田は3月決算の為、含まず。

1位神戸9,666
2位浦和7,549
3位鹿島7,330
4位川崎F6,074
5位名古屋5,491
6位G大阪5,159
7位横浜FM5,138
8位FC東京4,844
9位鳥栖4,257
10位清水3,983

フロンターレは15年連続黒字で営業収入60億円台

2015年が33億だったことを考えると、凄い増えたなと感じます。
それでも、ここ数年は毎試合チケットは完売ですし、ここから営業収益を伸ばすにはスポンサー収入かグッズ収入くらいしか伸びしろがありません。
実際2018年の入場料収入は2017年度より6300万減っています。

川崎フロンターレ14年連続黒字 営業収入50億超え Jリーグ経営情報開示

川崎フロンターレ12年連続黒字 営業収入40億超え Jリーグ経営情報開示

あとはACLを優勝してクラブワールドカップ出場なんてことになれば優勝賞金が大きく入ってきますけれども。

2018年度の決算内容ではグッズ売上は大きく伸ばしています(初優勝記念グッズが2018年売上となっている為)、スポンサー収入は4億程減っています。
等々力競技場の2期工事(ゴール裏。バックスタンドの改修)完成は2023年頃という話ですし、それまで、どのように収益を伸ばしていくか注目ですね。
※来年の決算は2017年優勝の賞金2期目と2018年の優勝1期目の賞金が入るため分配金は増える予定です。

神戸はイニエスタを入れたことで、楽天がスポンサー料を上乗せ(Jリーグでは赤字を出せない為)した為、無理やり100億目前まできましたが(前年は52億3700万円)、実質のNO1は、やはり浦和レッズということになるのでしょう。

Jリーグではクラブが3期連続赤字となるとライセンス取り消しや降格となるが、J1とJ2に限り3期以上連続でも赤字額が純資産額を上回らなければライセンス交付対象となる。
債務超過は不交付となる。
この辺のルールは何年か毎に見直されています。

2018年度川崎フロンターレ決算

決算年度20172018
営業収益5,1236,074
広告料収入1,8541,478
入場料収入1,038975
Jリーグ配分金4951,416
アカデミー関連収入183196
物販収入563869
その他収入9901,140
営業費用4,7305,599
チーム人件費2,3392,614
試合関連経費229222
トップチーム運営経費298326
アカデミー運営経費6067
女子チーム運営経費00
物販関連費420576
販売費および一般管理費1,3841,794
営業利益(▲損失)393475
営業外収益32
営業外費用21
経常利益(▲損失)394476
特別利益00
特別損失00
税引前当期利益(▲損失)394476
法人税および住民税133154
当期純利益(▲損失)261322

※貸借対照表除く
※柏・湘南・磐田は3月決算の為、含まず。

Jリーグ公式対外用決算表一覧

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