結果として川崎フロンターレは鹿島アントラーズに敗れ、またしてもフロンターレと、そのサポーターは辛酸を舐めることとなってしまった。
試合の内容は、予想通り1点を争う息詰まる試合だった。
負けた原因が、ちょっとした運の無さなのか、セルジオ越後が言う「勝つ文化」が無かったのかは、私が評論家ではないのでここでは置いておこう。
いや、そこに触れる気力が今は無いというのが正直な心境かもしれない。
試合が終わって呆然とし、天皇杯が残っているものの、Jリーグのシーズンはこれで終わったと思ったら、一年の疲れがどっと出た。
不思議と、悲しみは無く、むしろ「よくぞここまで戦った」と選手たちを褒めてやりたい気持ちでいたが、やはりTwitterを見ると、厳しい声も多々あり、どれも正論であり、みんながこのクラブを愛しているのが伝わってきた。
しばらくしてから、選手や監督のインタビューをネットニュースで見て、彼らの無念さを知ったとき、目頭が熱くなった。
僕が好きな川崎フロンターレと、そのサポーター達が悲しんでいる。
大久保嘉人
「結果がすべてなので……。ちょっと今は喪失感が大きすぎてコメントが出てこないです」
中村憲剛
いまこそ、あの歌を聴く時ではないだろうか。
20周年で、優勝へかける気持ちが強かった2016年。でもこれが始まりだと思い、これからも大好きなフロンターレを応援しようと改めて思わせてくれた夜として心に刻もう。
スフィアの羽根
中村憲剛と十年来の友人であるスキマスイッチ(常田真太郎)が憲剛の為に書いた曲。
中村憲剛は、この曲に何度も救われたと語る。
輝く空の青を丸めた背中に纏い
ただ、上へ 僕はまだ始まってない
スタートだろ?
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