人もまばらな等々力競技場。
この日は、高円宮杯U-18サッカーリーグ2016 プリンスリーグ関東最終節が等々力陸上競技場で行われた。
目次
静かな等々力緑地も魅力がある
バックスタンド1階のみ解放(無料)。たびたび、このような試合が等々力で開催されるが、トップチームの試合の時のような混雑も無く、フロンパークも無い静かな等々力競技場も私は好きだ。
競技場の横にある池には釣り堀客の数が凄くて驚いた。そう、競技場以外にも、等々力緑地にはいろいろな魅力があるのだ。
いつもより、のんびり競技場へ行き、バックスタンドの最前列(実は後方からの方が見やすい)に座り、スマホで写真をパシャパシャ取ったり、
混雑の無いトレイで用を足すこともできる。喫煙所も人がいない。
全く自由気ままで好きな時間なのだ。
今年最後の等々力競技場
この日観戦に来た私にとっても、他の川崎フロンターレサポーターにとっても、今年等々力競技場に来るのは最後だろう。
フロンターレクラブやテレビ(ファイフロやスキフロ等)のスタッフも今年最後だろう。
それぞれが、今年山ほどの思い出をここで作ったのかなと思うと、幸せなシーズンであったと感慨深いものがある。
そんな思いに浸りながら、未来のJリーガー候補達の試合を見た。
最後はやっぱり等々力劇場
U-18まで等々力劇場!アディショナルタイムで上げた逆転ゴールシーン #逆光で何を撮っているか分からなかった #フロンターレ #等々力劇場 pic.twitter.com/ZuNTxI3Nuj
— フロスキ (@frosuki) 2016年12月11日
川崎フロンターレU-18は、この試合に勝利した上で、上位の結果次第では、来期プレミアリーグ(JリーグでいえばJ1みたいな)出場へ向けての参入戦へ出場という、どこかで聞いた事があるような条件の中での試合だった。
結果として川崎フロンターレU-18は勝利したものの、上位3チームの順位が変わらず、あと一歩というところで、プレミアリーグ昇格への挑戦は来季に持ち越しとなった。
試合は2-1でAT(3分)に突入。最低条件として勝利が必要であったが、対戦相手の帝京第三高校、田中聖人が92分にゴールを決め2-2の同点。
私は、同点に追いつかれた時には「ああ、駄目だ」と思ってしまった。
今年のフロンターレの試合でも、こうした光景は何度も経験した。だが、そんな思いを吹き飛ばすのが川崎華族率いるGゾーン応援団を筆頭とした我がフロンターレサポーターなのだ。
そして93分にDF22 新井秀明選手のゴールで逆転するのだ。
こんな事ある?? そう。 これが等々力劇場。 今年何度この感動に瞼を濡らされた事か。
涙する高校サッカー球児達
試合終了後、フロンターレU-18の選手たちがGゾーンに挨拶に来る。
ここで選手たちは、ヴェルディの結果を知り、プレミアリーグ参入戦への出場が叶わなった事を知ったそうだ。
今日で川崎フロンターレu-18を卒団しました。自分の人生の中で一番濃くて早く大好きな仲間たちとの時間が終わりました
こんな最高な仲間はこれから先、自分にとって宝物ですほんとにみんな最後までありがとう! pic.twitter.com/4fVWDVpvFW— Hiroto Dohmoto (@DohmotoHiroto) 2016年12月11日
今日で川崎フロンターレユースを引退しました!!
見に来てくれた友達、サポーターの前で素晴らしい勝利をすることができてほんとよかった!!
1、2年生とサッカーできてほんと楽しかった!ありがとう!! pic.twitter.com/tO73ZmK0lA— 小泉靖弥 (@seiseiya0624) 2016年12月11日
今日で引退しました。
8年間フロンターレでサッカーできて本当によかったです。最高でした。
本当にありがとうございました。 pic.twitter.com/UvZ9II3npK— 栗脇拓人 (@takuto12090) 2016年12月11日
川崎フロンターレU-18の今年の公式戦は今日の等々力の試合をもって終了しました。この日が最後の試合となった3年生の選手達は一様涙。でも最後は笑顔で締めくくりました。次のステージへ向けて頑張れっ! pic.twitter.com/YbLyeGwmlA
— かんち (@kanch_twit) 2016年12月11日
涙を流す選手たちを、ふろん太とカブレラが、そっと見守る。
この試合で3年生は卒団となる。
来年からは大学でサッカーをする者、Jリーガーとなる者、就職する者等様々だろうが、
この日の最後の大逆転を忘れないで欲しいと思う。
ふろん太とカブレラ
U-18選手にとって、サポーターやマスコットからの応援は、心強く、大きな力となった事だろう。
いつもはクラブのマスコットであり、サポーター代表でもあるふろん太とカブレラ。
この二人の姿が、この日は、いつにも増して大きく頼もしく、そして、まるで我が子を見守る親のようであった。
ハーフタイムにコンコースで、ふろん太とカブレラが登場し、ちょっとしたミニ撮影会になった。
私も連れと一緒に写真を撮ってもらったが、この二人(ふろん太とカブレラ)には、本当に頭が下がる。
クラブのマスコットとして一流であるばかりか、募金やイベント等 夏の暑い日も冬の寒い日も、一年中働いているのだ。
フロンターレが地域に最も愛されているクラブとなったのも、彼らの貢献度は高いのだろう。
私の仕事机の上にも彼らのぬいぐるみが鎮座している。
来年も、等々力で愛らしいパフォーマンスを見せて欲しいものだ。 もちろん来年もグッズを買うぞ!
そういえばアウェイ側の応援席がACL対策で背もたれ付の椅子に交換されていました。
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