今日メディアで「川崎F残留へ!G大阪からの“好条件オファー”断る」という見出しが。
移籍初年度に、やっとフィットした家長昭博が、その力もあって川崎フロンターレが優勝したのだから、一年で移籍するわけがないと高を括っていた私も、「来年も優勝しましょう」とインタビューで語っていた彼の言葉を忘れるほど、心のどこかでは「行かないで。家長。」と願っていただけに、安心しました。
川崎フロンターレのサッカーにフィットしたことによって得たもの
G大阪ユースの最高傑作として、遠藤保仁も認めた天才レフティは、その後複数のクラブを渡り歩き、ボールを持ったら失うことの無いドリブルで勝負する姿はプロ入り直ぐに評価されていたところでした。
正直に言えば、私はフロンターレ中心で見てきているので、家長の怖さは分かってはいたものの、どれほど凄いかはシーズンを通して見たことが無かったので分かりませんでした。
何よりも移籍当初は、阿部ちゃんに比べると癖のあるプレースタイルだと思っていたので、川崎フロンターレのサッカーにフィットするのかは疑心的であった部分もありました。
家長は移籍当初こんな事をインタビューで言っています。
僕自身は30歳になって、身体能力といったものはもう伸びないと思うけど、パス回しやボールをもらう動きではもっともっと成長できる。
30歳になって再び挑戦したいと思ったんです。フロンターレには昨シーズン、36歳でMVPを獲得した(中村)憲剛さんをはじめとして、見習うべき選手が大勢いるので」
結果として家長昭博の挑戦は成功したかに見える。来季フロンターレに戻ってくるであろう(この記事を書いている時点では公式発表はなし)大久保嘉人と2017年で言えば明暗を分けたとも言える。
シーズン当初こそ怪我の影響もあり、出遅れた家長は、フィットしだした夏場からゴールやアシストが増えたのもあるが、攻守に渡り全力でピッチを走り回る姿は、試合ごとにサポーターやサッカー関係者を唸らせてきた。
嘉人のフロンターレへの出戻りをどう思っているかは定かではないが、シーズン前にこう語っているように、影響はないだろう。(プロなのだからあるわけもないのですが)
「アルディージャを含めて、どこのチームにいってもレギュラー争いというものはありました。
いつでも、どこでもそれに勝って、試合で活躍できるように。パスをしながら、ドリブルをしながら、周囲とのコンビネーションを使いながら、フロンターレの攻撃的なスタイルに絡んでいけたら、と思っています」
ボールを奪えば失うことは無く(失う時はファールをもらう時というクレーバーさも見られる)、家長が起点となる場面も後半は多く、その姿はフロンターレで新しい武器を獲た無敵の戦士そのもので、サポーターから見ても、これほど頼もしい存在はいなかったですね。
毎年Jリーガーが選ぶ凄い選手ベスト10の常連である家長は、元々フィジカルの強さは一級品であったものの、走り守るフロンターレのサッカーでは、その力を更にパワーアップさせ、新しい武器も手に入れた気がします。
サポーターからしてみれば、来季シーズンを通してその姿を等々力のピッチで見れることは、これ以上ない喜びでもあります。
フロンターレに溶け込もうという真摯な姿が嬉しかった
移籍直後にバナナを被り、新体制発表会では「サポーターの方々からは、よく『あまりしゃべらへん、笑わへん』と思われますが、茶目っ気たっぷりのよく話す関西人なので、気軽に話しかけてください。ちなみに、好きな食べ物はバナナです」と話し、笑いを誘うなど、フロンターレに溶け込もうという姿はすぐに見られ、サポーターからは好意的に見られました。
中でもファン感での家長プロデュースのデザート(商品名は忘れましたが買いました)販売コーナーでのサイン会の姿は、子供であろうと、サインをした後、立ち上がり握手をする姿は一流選手に相応しい振る舞いで嬉しかったです。
若い選手の面倒見も良さそうですし、特に三好とは良く話をしていた姿を目にしました。
フロンターレの選手とワチャワチャしている姿も嬉しいですね。
とにかく嬉しい知らせが届いた1日になりました。
嘉人在籍時は13番のユニを着ていた私も、来季のユニ候補は41番です。
フォトジェニックな家長
フロンターレには中村憲剛をはじめ、絵になる男が多いのですが、家長も実にフォトジェニック。
プレー中の巨木のような太ももも魅力(女子サポにとって)ですが、他にも実に絵になるのです。
ピッチサイドシートや指定席ではカメラ女子も多いのですが、シャッターの先には谷口や大島・長谷川に次いで家長がいます。
とにかく来季もサックスブルーのユニを着た家長を見れることとなりました。
ずっとずっと川崎にいて良いんだよ。
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