「サポーターの皆様のフェアプレーも大事です」フェアプレー賞での高円宮妃の心に響いたスピーチ

先日、横浜アリーナにて開催された2017年Jリーグアウォーズ。
多くの賞を受賞したフロンターレ選手の姿には感動しましたが、フェアプレー賞での高円宮妃久子様のスピーチに感動しました。

フェアプレーとは交流を大事にし、ピッチ上だけでなく、サポーターのフェアプレーも大事という内容でしたが、
Jリーグアウォーズを見なかった方にも、このスピーチの内容を知って欲しいと思いました。

人種差別やヘイトスピーチは時としてサポーターの言葉であってもクラブが処分を受けることがあります。
SNS社会の今こそ、このお言葉を胸に刻みたいと思いました。

高円宮妃のスピーチ

皆様こんばんは。

優勝された川崎フロンターレ、セレッソ大阪、いま飛行機の中にいる浦和レッズの皆様、そしてサポーターの皆様に心よりお祝い申し上げます。

Jリーグはたくさんのクラブから成り立っておりますが、ヨーロッパでクラブといえば趣味やスポーツを通しての交流の部分をとても大切にしております。

日本の方が、どちらかといえばスポーツの方に趣を置いていると思いますが、その交流の部分を大事にすることによりサポーターの数を増やすこともできますし、ピッチ上では熱い応援、そして通常は優しい温かい雰囲気の中で、クラブを皆様が愛してくださるのが、大事なのではないかと思います。

ヘイトスピーチの話題が最近多く聞かれます。
ピッチ上のフェアプレーが大事ですが、サポーターの皆様のフェアプレーも大事です。ヘイトスピーチは百害あって一利なし。フェアプレーでないと思います。

多くの子供たちが選手を自分たちの憧れの姿として見ているのと同時に、サポーターの皆様にも、子どもたちが模範にできるような態度を見せることが日本では当たり前、という文化を作っていただければと思います。

これはサポーターの方たちのみというふうに聞こえるかもしれませんが、一人一人が心に思っているという事が、ふとした所で表に出てしまいますので、日頃からヘイトというのはない状態に私どもでしてまいりましょう。

フェアプレー、子どもたちにとても大事ですので、選手の皆様、今後ともよろしくお願いいたします。監督達もどうぞよろしくお願いいたします。

高円宮妃(憲仁親王妃久子様)とは

高円宮妃は、日本の皇族で、高円宮憲仁親王の妃。

故高円宮殿下は、スポーツ振興、国際親善などに尽力されました。2002年(平成14年)に高円宮憲仁親王が薨去した後も、その活動は妃殿下に引き継がれ、東京オリンピック招致でも重要な役割を果たされています。
オリンピック招致のプレゼンテーションでのスピーチも記憶に新しいところですね。
テンポが良く、分かりやすいスピーチは、今回のJリーグアウォーズだけでなく、様々なイベントで称賛されています。

バードウォッチングが趣味で、ご旅行の際には愛用のカメラで撮影されるのだそうです。

憲仁親王より日本サッカー協会・名誉総裁を引き継ぎ、高円宮杯全日本ユースサッカー世界選手権大会等を開催される等、スポーツ造詣が深く、スポーツにおいて、世界中での人脈の広さも知られています。

フェアプレー賞(高円宮杯)とは?

年間の反則ポイントが1試合平均1ポイントを下回った全クラブにフェアプレー賞が授与され、J1ではその中で最も反則ポイントが少なかったクラブに高円宮杯が授与される。
J1からJ3まで全てのクラブがフェアプレー賞の対象となるが、高円宮杯が与えられるのはJ1のクラブのみ。
賞金は2013年までJ1のみだったが、2014年よりJ2・J3も授与対象となった。
wikiより

反則ポイント

反則ポイント(はんそくポイント)は、原則としてJリーグ(リーグ戦のみ)で、ファウルや反スポーツ的行為などの反則に対して科される独自のポイントになります。
イエローや退場(レッド)等により反則ポイントが加算されていく仕組みですが、警告の無い試合だと、反則ポイントからマイナスされる仕組みになっています。

監督やベンチが受けた警告もポイントとなります。
リーグ戦全日程終了後、反則ポイントの合計に応じて、クラブに対し反則金の支払いが科されます。

フェアプレー賞受賞クラブ

川崎フロンターレも今年を入れて4度(2012 2015 2016 2017)受賞しています。
今年受賞したサンフレッチェ広島は6年連続。黄金期もこの賞を受賞し続けているのは凄いことですね。

反則ポイントが1試合平均1ポイントを下回った(Jリーグ各ディビジョンのリーグ戦年間試合数以下である)クラブにはフェアプレー賞として賞金が与えられ(J1=500万円、J2=250万円、J3=100万円。J2以下は2014年から、規定ポイント数以下の中で最少ポイントでシーズンを終了したクラブが表彰対象となる)、その中で最も反則ポイントが少ないクラブに高円宮杯が授与される(J1のみ)。2008年に清水が「年間反則ポイントゼロ」、2013年に広島が「年間反則ポイントがマイナス」という記録を作っている。
wikiより

フェアプレー個人賞

1996年創設。J1において年間で無警告・無退場だった選手の中から選考委員により決定されます。
川崎フロンターレからも過去に二名が受賞しています。

2009 川島永嗣 川崎フロンターレ
2015 谷口彰悟 川崎フロンターレ

ACL2018年組み合わせ決定 川崎フロンターレはグループF 対戦相手と日程

Twitterに上げた動画で振り返る2017年

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