今年も優勝し連覇を果たした川崎フロンターレ。
喜びも束の間、シーズンが終わると、選手の移籍や退団のニュースが聞こえてきます。
今年はエウシーニョ・武岡優斗・田坂祐介・森谷賢太郎の4人がここまで(12月21日現在)の間に退団となっています。
契約の世界だから仕方ないとは分かっていても、本人よりも周り(エージェントや親)の意向で退団が決まってしまうような事もあるだろうし、クラブからの通告であったり、退団には色々なケースがあって、それら全てがプロスポーツに欠かせない出来事なのであろうが、やっぱりサポーターには辛い話なのだ。
エウソンに始まり、田坂・武岡・森谷と退団のニュースが続き、優勝の喜びもつかの間、多くのサポーター達が肩を落としていることでしょう。
私の連れもエウソンのことが発表された後は毎晩溜息ばかりついていたくらいです。
サッカーに興味が無い人からみれば、バカみたいな話でしょうが、サポーターにとっては本当に辛い時期なんですよね。
12月2日にエウソンの退団が発表され、私も大変落ち込みました。
風間監督時代2015年に移籍してきたエウソンは、フロンターレの超攻撃サッカーと言われるシステムの完全なる大きな柱だったし、なによりも見ていて楽しいサッカーを見せてくれ、等々力を大いに沸かせてくれたのです。
もちろん田坂・森谷・武岡にも思い出は沢山あります。等々力で6番のユニを着たサポーターを見ると、「この人分かっているな」等と思っていました。
彼らへの思い出や想いを書いていたら果てしないので割愛しますが、多くの感動をもらいました。
そんな落ち込んでいた私を救ったのは、フロンターレの選手たちと憲剛のブログでした。
ノボリらが中心となり、選手全員でUSJへ遊びに行ったのはSNSでも話題になり、大いにフロンターレサポーター達を喜ばせてくれました。
そして12月6日には中村憲剛が、そのUSJでの出来事をブログで公開しました。
ブログの最後には下記の文章で締めくくられています。
私はこの言葉でエウソン退団の悲しみが、スッと消えて行く気がしました。(個人差はあるでしょうが)
憲剛のブログは以前のアメブロとかは消えてしまっているので、将来の為に抜粋を掲載します。
悲しいことに全く同じメンバーで戦うことがまず叶わないこの世界。出会いと別れ、必ず入れ替わりのある厳しい世界です。
楽しかったこと、苦しかったこと、嬉しかったこと、色んなことがあった2018シーズン。
その短くも濃い時間を共有し、共に過ごした仲間たちとこんなに楽しく記憶に残る素晴らしい時間を過ごせたことはずっと忘れません。今年もフロンターレを去る選手がいます。
正直、この時期は苦手です。
苦楽を共にした選手が離れるこの時期は本当に悲しいし、その時期が長い選手とは尚更です。頭では理解してても感情がついていかない。この時期はいつもそうです。それでもこのチームで懸命にやってくれたことに最大級の感謝をして送り出し、来年入ってくる選手を最大限サポートして共に前年のチーム以上に良いチームを作っていく。
厳しいけれど、それがプロの世界なんだなと。
だからこそ、去っていく選手にも、新たに来てくれる選手にもフロンターレ良いチームだなと思ってもらえるようにしていきたいと改めて思いました。最大級の楽しさとともにしんみりし、また新しいシーズンに向けて少し休養します。
最高の仲間たちの新しい門出を応援しつつ、俺も負けないとまだまだ頑張りたいと思います‼︎
ケンゴ
憲剛のブログは時に名作を生みますね。
しかし、このブログで救われた私を次に襲ったのは田坂・武岡、そして昨日の森谷の退団のニュースでした。
多くの女性ファンも抱えるイケメンだけにSNSでも悲鳴が聞こえてきそうでした。
そして、この悲しみを救ったのが、今度はキャプテン小林悠のブログです。
保管の為に抜粋させて頂きます。
仲間
昨日の賢太郎の退団報告があって、今年4人の退団選手全員の発表が終わりました。
今までプロになってから毎年この時期が本当に嫌で、プロスポーツの世界だからわかってはいるんだけど、今年ほど辛かったことはなかったです。
それほど彼らとは長い時間を共にしてきました。
エウソンはいつも本当に優しくて全然サイドバックっぽくなくて、日本人みたいなブラジル人でした。
エウソンとはいつもふくらはぎの細さをバカにし合っていたのでそれができなくなると思うと本当に寂しいです。ユウトは僕が右サイドをやるときによくコンビを組みました。
ユウトが守備を頑張ってくれて、いつも僕にお前は攻撃に専念しろって言ってくれたから安心して攻めに専念できました。
プライベートでもよく食事に連れて行ってくれました。賢太郎は、今でも良く覚えているのがアウェイ浦和戦でのゴール。
ずーっと頑張って練習している中、なかなか試合に出られなくてもチャンスが回ってきてそこでゴールした試合。本人にも言ったことがあるんですが、この時のゴールが僕はなんか凄く嬉しくて、自分の今まで決めてきたゴールよりも一番好きです。
神様はちゃんと頑張っている人を見ているんだなと思ったゴールだったからです。タッピーは僕が右サイドをやり始めたときに、いつも練習でマッチアップしていました。
うまくて、強くて、どの他のチームの選手と対戦するよりも嫌だった。タッピーに勝てれば必ず活躍できる。そう思っていつも練習に取り組んでいました。
プライベートでも家族ぐるみで仲が良くて、本当にお兄ちゃんみたいな存在です。本当にみんなのことが好きで、来年から一緒に戦えないと思うと本当に寂しいけど、これからもずっと僕たちは仲間です。
また一緒にボールを蹴れることを夢見て僕はこれからも頑張ります。
小林悠
いやぁ、川崎フロンターレって最高じゃないですか。
ありがとう。エウソン・タッピー・賢太郎・ユウト。
ありがとう憲剛・悠。
すごく良いコメントだね