主審をリスペクトする為に知りたい走行距離やトラッキングデータ

   2018/05/08

選手の走行距離やスプリント回数等のトラッキングデータは2015年から公開されるようになっています。
あまり気にした事がないかもしれませんが主審の走行距離はどれくらいなのでしょう。

主審のデータは公式では公開されていませんが、[Succer D.B]にて一部の情報は見ることができますが、走行距離とスプリント回数は分からないのですよね。

審判のデータが分かることで、試合を見る我々も、より面白い見方が出来るのではと思います。

知りたい主審のデータ

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DAZNは子会社でスタッツを計測する会社がありますし、主審は腕に付いているセンサー(時計)で走行距離やスピード・スプリント回数・プレーエリア・ボールタッチ数・心拍等のデータが取得できるそうです。

試合が終わると、選手のスタッツが表示されるように、主審のデータも見れたら面白いと思いませんか?

1:プレーエリア
2:走行距離
3:スプリント回数
4:試合前後の日程

この4つは個人的に興味があるところです。
VAR(ビデオ判定)導入が議論される昨今ですが、こうしたデータの公開は審判の技術発展にも役立つのでは(主審間では公開されているかもしれませんが)と思いますし、我々サポーターが主審をリスペクトする一つの指針となれば良いかなと思います。

主審の仕事はかなりハードワーク

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主審ってゲームを読む能力や、判断力が重要かと思っていましたが、一番大切なのは走る能力(フィジカル)だそうです。
大体、一番走る選手と同じ距離と言われているので、13km前後を走ることとなります。

間もなく始まるロシアW杯にも日本人主審が選考されましたが、Wカップともなると下記のようなフィジカルテストがあるそうです。

40m走を6秒以内で6本(間に90秒間のみのインターバル)、10分休憩のあとに150m走を30秒以内で走り、50mを35秒以内で歩くインターバル走を10本こなしたりするそうです。

150mを30秒ですよ?50mを6秒ちょうどで走り続けるのは、かなりキツイのではと想像されます。今度トライしてみようと思います。

わんすてより

西村雄一主審がインタビューでこう語っています。

レフェリーの時計データによると、前半で20回から25回のスプリントがあります。後半もだいたい同じですね。

45分間でレフェリーがスプリントする回数を22回だとすると、2分に1回は攻守が入れ替わっていることになります。つまり、ペナルティエリアから逆のペナルティエリアまで2分毎に走らなければいけません。そして、その距離を走るためには最大15秒ぐらい必要です。CKをディフェンスがクリアーしてカウンターで一気に逆襲、というのでだいたい15秒ぐらいなんですね。

ということは、レフェリーにとって45分間というのは、15秒間のスプリントと、1分45秒間の、アジリティステップをしたり歩いたり、ときには立ち止まったりするリカバリーの組み合わせの継続です。これがレフェリーの運動能力として求められていることです。

西村雄一@みんなのごはん

それ以外にも90分の間にやる仕事は多いですし、試合が終わっても街で一杯なんて事はできないそうです。
とてもハードな仕事な上に、ジャッジひとつで世界中から叩かれるのですから厳しい世界です。

主な主審の仕事

1:ボールを見る
2:22人の選手を見る
3:監督を見る
4:サポーターを見る
5:時間の管理
6:カードの把握(記録)

考えてみれば、主審はボールの中心で常に走っているわけです。
カウンター等では選手と一緒にスプリントします。第4の審判がいるものの、基本的には交代もしませんし、大変ですね。

クラブと同じく主審も過密日程


日本にはPR(プロフェッショナルレフェリー)が10人います。
それ以外にJリーグでは48人(計58人)の主審が登録(2018年)されています。
PRの殆どは40前後(最年長は村上伸次主審(48))ですから恐れ入ります。
PR一覧:JFA公式

先日の川崎フロンターレとサンフレッチェ広島でのジャッジ騒動があり、ちょっと調べてみましたら、この試合の主審を担当された東城 穣(PR)さんはここまで

2018.02.12(AFC) ロコモティフ タシュケント × アルワハダ アブダビ
2018.03.03(J1) V・ファーレン長崎 × サガン鳥栖
2018.03.07(ルヴァン) ベガルタ仙台 × アルビレックス新潟
2018.03.11(J1) 湘南ベルマーレ × 名古屋グランパス
2018.03.14(ルヴァン) 北海道コンサドーレ札幌 × ジュビロ磐田
2018.03.17(J2) 水戸ホーリーホック × レノファ山口FC
2018.03.31(J1) 川崎フロンターレ × サンフレッチェ広島

という日程で主審を努めています。

主審は、毎試合13km走り、足が吊ることも許されず、もちろん選手のようにターンオーバー等あるはずもないので、フィジカルという部分で相当タフでなければ務まらない事が分かります。
やはりPRは任せられる試合も多くなりますし、大変そうです。
報酬もPRの中でトップクラスでも年収3000千万くらいと言われています。
それでいて、ミスをすれば生活まで脅かされるような脅迫を受けることもあるネット社会ですから、そう考えると報酬は高額ではないですね。
もちろんPR以外の主審はそれを下回る報酬でしょうから。

主審は人材不足と言われていますが、こうした待遇面等の改善をすることで、よりハイレベルなジャッジを見れるのではと思います。
JFAが得るDAZNマネーの使い道として、VARの導入も良いかもしれませんが、審判の育成やレベル向上に使われる事を願います。

主審を通して試合を見るとサッカーがより面白くなる

私はホーム開催の時は等々力で観戦に行きますが、帰宅して寝る前にはDAZNで試合を見返します。
基本は選手を見ているのですが、主審がどんなポジションを取っているのか、カウンターの時は、どの位置でスプリントしているか等を見ていると、試合の見方が変わって面白いです。
誤審と言われるジャッジには、こうした主審の動きも関連してきますし、主審によっては、ポジションのとり方等、動きが違うのも興味深いところです。

出来るならば主審をSNS等で批判するよりも、こうした主審のプレーを見ることでリスペクトを高めたいものです。

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