点を取れば勝てるが、取れなくても敗けないのがフロンターレの強さ。そして必ず最後に愛は勝つ。

    灼熱の等々力競技場。
    この日は「Are You LADY!(アーユーレディ)」DAY!と題した毎年人気のイベントです。
    ただ、あまりの暑さに例年よりフロンパーク少なめ?という感じで、パネル写真もそれほど並ばずに撮影ができました。(写真割愛

    2019年08月04日J1も21節。今年はとにかくホームで勝てない。
    前節アウェイで広島に敗け、今季2回目となった敗戦。
    連敗は避けたいし、対戦相手が降格圏内にいる松本山雅だけに敗けられない、いやホームで勝たなくてはならない試合でした。

    始球式はベッキー

    等々力競技場に表れ挨拶をすると、その可愛らしさと華にスタジアムがワッとなりました。
    恐るべし芸能人オーラ。いまだにやいのやいの言う人がいますが、川崎出身で始球式も務めたのならば、もうフロンターレファミリーですよ(勝手に)

    始球式は、ど真ん中に蹴ったボールがふろん太の足に当たり、あわやセーブしてしまうところ、弾いたボールはネットの中へ。

    思わずTwitterフォローしてしまう私なのでした。

    ボールが回らない問題

    この試合、ポゼッション率は松本山雅を大きく上回る68%でした。
    でも横パスが多くて、なかなか決定機は作れず。
    松本の堅守もあったでしょうが、枠内に飛んだシュートは1本という寂しさでした。

    後半には彰悟がアタッキングサードまでボールを運びクロスを上げたり、ジェジエウが中央あたりからロングシュートを撃つなど、打開しようとしていましたが、実らずドローとなりました。

    そういえば、前は下位に弱く上位に強いなんて言われていましたが、ちょっと思い出してしまいましたね。
    やはりSB問題はまだ尾を引いていますし、車屋も右だったり左だったり、ノボリも連戦で満身創痍。
    個人的にはマギーニョ出して!って思っていますが、これから優勝戦線に残っていくには、ここが鬼門になりそうです。

    そして、「とにかく今年はホームで勝てない。」(渡辺謙さん風に)
    お盆期間はアウェイ(天皇杯1試合含む)3連戦ですから、ここで連勝して、いい流れでホームに帰って来てほしいです。

    連戦で疲労を感じている選手も多い。そこは分かっている中で、どれだけやれるかだったので、それを勝ちに結び付けられなかったのは悔しい。こういう暑さの中ではクオリティも落ちてしまう。そこで一人一人の頭の中をどれだけクリアにして臨めるか。試合中も臨機応変に、やることを変えたりとか、そういうことをやっていかないといけない世界。そこは成長していくしかない。次の試合までは1週間あるので、良い準備をしていきたい。

    谷口彰悟@川崎フロンターレ公式

    リスクをかけて攻めに行かないと、得点は入らない。今日に関しては、連戦だったのもあるが、リスクをかけるタイミング、どこでいくのかというのは全体としてもイメージを共有できなかった。

    家長昭博@川崎フロンターレ公式

    点を取れば勝てるが、取れなくても敗けないのがフロンターレの強さ

    ホームでスカッと勝てないジレンマはあるものの、現在までフロンターレは10勝9分2敗
    この引き分けの多さは、昨年この時期、引き分け数が3だったのを考えれば多いが、敗戦は去年この時期は5なので、それを考がえればプラマイゼロな気もする。


    ドローは時として敗けた気分になるが、この日の試合後、順位は上がり2位となった。
    首位との勝ち点差は6。まだまだ行けるぞ。

    とにかく今のフロンターレは守備力が高いなんていうのは数字を見れば明らかだが、ドローによって積み重ねた勝点1の多くは守備力の賜物と考える。
    攻撃力は時に気まぐれだが、一度築いた守備力は、中々裏切らないものだ。

    今年のドロー試合の内、スコアレスでのドローは3試合。2失点試合が1あるが、あとは1失点なのだ。
    ドロー9試合は平均失点0.78という数字。引き分け数の多さを考えると素晴らしい数字ではないですか。

    奈良ちゃんも順調に回復しているが、ジェジエウの身体能力の凄さは、今のフロンターレの大きな武器になっている。
    あとはセットプレーで得点を決めたりしようものなら無敵状態になるのだ。

    意外にジェジエウは得点に貪欲なのではと思う(ブラジル人に多く見られる)。
    この試合で見せたロングシュートもそう感じたし、気がつくと前に前に行っているプレーは、脚の速さへの自身もあるのだろうしエキサイティングだ。

    そして忘れてはいけないのが、守護神ソンリョン。
    この試合でも神セーブを連発。窮地を救ってくれた。車屋も攻撃面では本調子では無いように見えるが守備能力は高く、こうした結果に一役買っている。

    そう。つまりあとは得点待ちなのだ。遊が決め、ダミアンが飛び、憲剛が吠えれば勝点3はチャリンチャリン転がってくるに違いない。
    そこに家長の鬼キープから起点となり、阿部ちゃんの美しいシュート。CKからは彰悟やジェジエウがゴールを決め、ハセタツや学がドリブルで切り込み個人技を見せる。
    あとは首振り僚太が帰ってくれば鬼木に金棒ではないか。アッハッハ。

    首位を走るFC東京は後半落ちてくると思ったが、どうやらこのまま優勝争いクラシコになりそう。
    最終節までもつれるかもしれないが、必ず最後に愛は勝つなのだ。

    フォト101枚 J1リーグ2019 第21節  川崎フロンターレ×松本山雅戦

    ハイライト動画

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    フォト101枚 J1リーグ2019 第21節  川崎フロンターレ×松本山雅戦

    フォト98枚 J1リーグ2019 第24節  川崎フロンターレ×清水エスパルス

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