2016年6月25日、この日は川崎フロンターレのマスコットカブレラのカブの日。
ピーカーブーからカブレラとなった事を記念して始まったカブの日も今年で三回目。
すっかり恒例となったイベントはファンへの感謝デーでもあるだろう。
もしかすると日興証券への恩返しも兼ねているのかもしれないなと思うと感慨深いものがある。
そして、この日は、川崎フロンターレ悲願の初優勝の可能性を残した1stの最終節でもあった。
条件としては鹿島が引き分けか負けて、フロンターレが勝てばという自力優勝の可能性が無くなった試合ではあったが、等々力陸上競技場には過去最高の2万6612人が詰めかけ、試合前から選手・関係者・サポーター・フロンターレのマスコットである、ふろん太 カブレラ ワルンタ、そしてスポンサーのキャラクターであるコムゾーらが一体となり、最高の盛り上がりをみせた。
結果、鹿島が福岡に勝利した為、川崎フロンターレの優勝とはならなかったが、我々サポーターは、この日の感動を忘れることはないであろう。
2016年6月25日は三度目のカブの日、等々力陸上競技場の最高な観客、初優勝を逃した1st最終節、そして中村憲剛の美技。
あげればいくつでも出てくる程、思い出に残る試合となった。
もちろん、これからのフロンターレを考えれば、この日は栄光へ向かう道程にすぎないのかもしれない。
それでもメインスタンドまで観客総立ちで歌った「川崎市民の歌」から、試合終了間際のアバンテまで、全てが感動的で熱く、心に残った試合だった。
選手紹介時のふろん太とカブレラの寸劇
優勝の可能性を残した最終節だけに、サポーターの気合も十分で、試合前のスタンドは試合開始2時間前から、着座している人が多く、初優勝への期待感を表していた。
気合十分なスタンドの熱気の中に、この日の主役の一人でもあるカブレラ、そしてふろん太、滅多にサポーターの前に姿を見せることのないレアキャラ、ワルンタ。コムゾーがいた。
彼らマスコット達は、我々と同じようにフロンターレの優勝を願っているに違いないが、この日は、試合前のサポーターの一種の高揚感・緊張感をほぐす役割を果たしていた。
選手の乗ったバスが等々力陸上競技場に到着する直前 ワルンタがサポーターの前に姿を表した。
まるで「お前たち、落ちつけ。」とでも言わんばかりに やさぐれた仕草でサポーターの笑顔を誘った。
その後もワルンタはふろん太らと距離を起きつつもスタンドで我々の目を楽しませてくれた。
カブレラは、フロンパークのプロレスイベントが終わると、競技場に姿を見せ、独特のゆるい動きで場を和ませる。
そしてふろん太も、いつも以上に手を振ったり、ファンと握手したりと大活躍だった。
コムゾーまで入れると4人というマスコットの数だが、皆がこの日の等々力陸上競技場を訪れた観客に与えた力は計りしれないのではないだろうか。
試合に勝利した分とは別に、彼らマスコット陣は勝ち点3を獲得したのである。
すぐに2stが始まる。またふろん太達の戦いも始まる。
この記事へのコメントはありません。