サッカーはワンツーパンチ リーグ第1節鳥栖戦は4年連続ホーム開幕ドロー

2020年日本中が新型コロナウィルスに慄く中で開けたJリーグ第1節。
人混みを避け、出来るだけ試合開始前にスタジアムに行ったが、嫁は「そんなことしても無理よ」とマスクをしていない人の方を見る。

現代人が経験したことのないパンデミックに陥る可能性があるのだ。
ある子供連れの家族を見ると、子供が額に冷えピタを貼っているではないか。
ただの風邪なのかもしれないが、私の知人の中国人も言っていたが「どうして東京はこんなにのんびりしていられるのだ」と言った言葉を思い出した。

ならお前は行くなと言われそうだが、やってるものは行きたくなる。これをコントロール出来るのは政府か大会主催者でしかないのも悲しい佐賀(鳥栖だけに)なのだ。

サッカーはワンツーパンチ リーグ第1節鳥栖戦は4年連続ホーム開幕ドロー

またもドロー発進、ホームでは4年連続

まぁこの件(コロナ)に関しては、このくらいにしておくとして、
待ちに待ったリーグ戦は鳥栖相手にまたも0-0のドローで幕を閉じた。
フロンターレと言えばスロースターター。
すっかりこんな印象がついてしまった。(シルバーコレクターよりはいいか)

振り返れば開幕は去年に続きスコアレスドロー。ホーム開幕に至っては2016年湘南戦4-4 2017年鳥栖戦1-1 2018年湘南戦1-1 2019年FC東京戦0-0という4年連続でのホーム開幕ドローなのだ。

特に去年は開幕から3線連続ドロー、次の4節はホームでG大阪に負け、5節のアウェイ松本山雅戦に勝利するも、6節はホームでドロー。
結局ホーム初勝利は第8節だった。去年はスローというか絶不調の中での開幕といったイメージだったが、今年はすでにルヴァン第1節で新しいフォーメーション4-3-3の実力の片鱗は見せているのだ。
ちょっと去年の状態とは違うと思いたい。

仙台と鳥栖では違ったタイプだし、色々と修正点も見いだされただろう。
来週も等々力で札幌戦がある。次こそアバンテを歌いたい!

VARと新しいコンタクトの基準がもたらす恐怖

今年から正式にJリーグでもVARが導入された。
2019年ルヴァンで導入されていたから、少しは勉強もしていたが、やはり分かりづらい。
ダミアンのゴールはオフサイドという形で取り消し。
ゴールパフォーマンスが終わったあとだった。もう少し早くVAR確認中となって欲しかったし、オフサイドはプレーが途切れるまで流すというのは分かるが、何がVAR対象となったかくらいはオーロラビジョンに出してほしいところ。

主審の笛も今年は従来ファールを取っていたコンタクトは見逃す傾向にあるとのことで、球際の攻防はスポーツと言えないレベルにヒートアップしそうで怖かった。
これを1年続ければ選手生命に関わるけが人も出るだろう。 試合を途絶えさせないという意味合いは分かるが、コンタクトを受けた選手が倒れ、結果的には試合が止まるのだ。
こうしたことから、鳥栖戦は間延びした試合に感じてしまった。

VARは今まで見逃されていたミスジャッジを防ぐという意味では公平かもしれないが、今年から導入ということでJの中で成熟されるのには少し時間がかかるのだろう。

鬼木監督がインタビューで言っていたように、我々サポーターにVARに一喜一憂しないようにしないとならないとなると、少々寂しいものがある。これが令和のサッカーなのだ。

実際にゴールかなとは思っていたのですが、ただ選手にもそういう話をしていました。
実際にそういうことが起きるかもしれないと。そこで一喜一憂するなという話もしていましたので、自分自身もそこのところは切り替えていきました。
VARでゲームの流れが変わるというのはすごくもったいないと思っていますので、そこは自分たちに矢印を向けてやっていくしかないと思っていますので、チームとしても今後もしっかりやっていきたいと思います。

鬼木監督@川崎フロンターレ公式

4-3-3がもたらす恩恵

ルヴァン1節で見た4-3-3の姿は、前に人数をかけるハイプレスからセカンドボールを拾い、手早く攻撃に転じる。
右サイドの山根は人を掻き分け、スペースを開け、脇坂や宮代が崩し、ペナルティエリアへ入っていき決定機を作る。
ジェジエウは山根のカバーリングを怠ることなく超人的な守備力を見せた。
あれは強い時のフロンターレだった。
中盤はプレーエリアが広がり運動量が求められるが、より攻撃的に、そして守備的にもプレーが出来る。

鳥栖戦は家長がスタメンに入り、ほかはルヴァンのままだった。
試合後のSNSを見ると家長に対する辛辣なコメントも目立った。まぁ気持ちは分かる。

家長は、何度も良いクロスを上げ、「あとちょっとだったな」といった悔しそうな顔を何度も見せていた。
だがダミアンをダミアン(高さのある選手)として扱ってはだめだ。
家長はいい選手だが、宮代に比べるとダミアンを意識した大人のプレーをしてしまっていたように見えた。

もっと家長っぽくていいんだ。トップにダミアンがいようが悠がいようが俺流にやればいい。
自由に起点となり、がんがん前に行くのだ。ゴールだってジャンジャン狙っていい。
4-3-3は「攻撃こそ最大の防御なり」なのだ。そうした中で彼特有の優しいクロスやパスを出して行けば良い。

そういう意味では19もシュートを放った試合にしては寂しい印象を受けた。

どちらかと言えば、脇坂のポジションの方が家長が生きるようにも見えたが、そうすると憲剛が戻った時どうする?ってなるから、やはり右ハーフが良いのだろう。
今年の右SDの山根は攻撃も守備も出来るし、ジェジエウは強靭的な身体能力でカバーリングも上手い。
なにも心配せず自由な家長のプレーが見たいものだ。右起点でも点が取れた時、4-3-3が完成すると思った。

サッカーとは三百六十五歩のマーチ

私が子供の頃、三百六十五歩のマーチという歌が流行り、何年にも渡りこの曲は日本国民を元気にする歌として親しまれてきた。
サッカーを応援していると、たまにこの曲を思い出す。
3歩進んで2歩下がる
開幕鳥栖戦は勝てなかったが勝ち点1は獲得した。

勝ち点3を取るチャンスはあったが、最初の1歩目を進みだせたのは良いことだ。
ちょうどこの記事を書いている今、マリノスがG大阪に負けた。勝ち点0よりいいじゃないか。

今年も1歩ずつ、そして時には3歩進み、2歩下がることがあるかもしれないが、一年を通してフロンターレと一緒に歩いていくんだ。

そういう気持ちに切り替えた上で、「ダミアンってバイシクルいつも狙ってるよなー」 とか、「三笘くんのドリブル凄かったねー」などと、連れと雨に打たれながら歩いて帰ったのだった。
これがサッカーのある日常だ。始まったんだ。時には陽気に、時には肩を落とし、ときにはニヤケながら府中街道を歩くのだ。

これからJリーグが新型コロナウィルスの影響でどうなるか分からない。中国やベトナムのリーグは延期を発表したし、Kリーグもそうなりそうだ。
日本も一時的にDAZN観戦のみとなる可能性もあるが、僕らはどこからでも応援をしていくのだ。それがサポーターのサッカーを愛する幸せの姿だからね。

というわけで、今年もテクニカルなことにはまったく触れない(知識がない)状態で、ときたまレビューを書いて行こうと思っています。
最後まで読んで頂いた方へありがとうございました。

三百六十五歩のマーチ

しあわせは歩いてこない
だから歩いてゆくんだね
一日一歩 三日で三歩
三歩進んで 二歩下がる

人生は ワンツーパンチ
汗かき べそかき 歩こうよ
あなたのつけた 足あとにゃ
きれいな花が 咲くでしょう

ハイライト動画

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フォト112枚 J1リーグ2020 第01節  川崎フロンターレ×サガン鳥栖

2020年ユニフォーム、エンブレムはラバープリント。気をつけたい手入れ法。

フォト112枚 J1リーグ2020 第01節  川崎フロンターレ×サガン鳥栖

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