試合前日、阿部に加え森まで発熱となり、シーズン序盤から怪我人続出、実に試合に出られない選手が11人と苦しい台所事情。
エウシーニョが怪我をした時に、大島僚太が
「悪いことばかりじゃない、それでチャンスが巡ってくる選手もいる」
というような事を言っていたのを思い出した。
確かに、家長や阿部を欠いた事によって出場機会を得た最近の長谷川の水を得たような動きはエキサイティングで見ていて面白い。
この日も切れのある動きで走り回っていたのが印象的だった。
そして大島の言葉通り、この日の2得点は長谷川と森谷によるものだった。
目次
フロサポ目線ハイライト動画
若手のゴールをアシストする悠。変幻自在な36歳。走り回った竜也。フロンターレらしさはまだまだかもだけど、これはこれで良い勝ち方だった。現地組のサポーターは寒い中お疲れさまでした。 #frontale #川崎フロンターレ #長谷川竜也 #憲剛の森谷愛 #ベガッタ最高 pic.twitter.com/55r4sC1Rp9
— フロスキ (@frosuki) 2017年4月1日
右からの攻撃を補ったハイネルと小林悠
エウシーニョに加えて、田坂も怪我で離脱しているだけに、フロンターレの右攻撃陣は不足していた。
この試合では、ハイネルと小林悠が、その役を担っているかのようだった。
ハイネルから悠へのパス、そして悠のアシストで得点。
この形は、この日の2得点どちらも同じ形だった。
フロンターレらしい中央から崩していく形でなかったのは、人手不足が故の作戦だったのかもしれない。
つまりプランBを用意していたという事ならば、風間サッカーでは見る事の出来なかった柔軟さなのかもしれない。
守備の意識
開幕前からフロンターレは、選手たちのインタビュー等から想像するに、守備の意識を重点に練習していたように思える。
ここ最近の試合では、選手の守備範囲が広くなり、守備への意識の高さが伺えた。
この仙台戦でも戻りも速く安定したディフェンスが見られた。
DFの四人だけでなく、ハイネルのディフェンスも上手かった印象を受けたし、ベテラン36歳の中村憲剛の守備範囲の広さも相手チームから見れば嫌な存在だろう。
守備がしっかりしていると、攻撃に生きる。
去年大久保嘉人がフロンターレの好調さを、そう語っていたが、怪我人続出の中で5節終わって、勝ち点10。
主力選手たちが復帰してきたらフロンターレの本当の強さが見られると思えば、焦ることの無い成績である。
大島とネットが負傷退場
既に故障や体調不良で11人を欠いた状態の上、
この試合では大島僚太とエドゥアルドネットが交代となった。
どちらも足に違和感があり、大事を取っての交代だとは思うが、大島僚太は担架で運ばれただけに心配は大きい。
次は等々力で甲府戦。そしてACL広州戦と連戦となる。
ボランチの二人が長期離脱にならないことを祈るしかない。
この記事へのコメントはありません。