神奈川ダービーは2-0のクリーンシート。決めたのは、やっぱり夏男、小林悠

    飲水タイムも設けられた灼熱の等々力競技場。試合は熱きサポーターが集う神奈川ダービー。
    空にもやがかかったような等々力競技場の空。天候の為めくれた芝が異常な程に暑い夏を表していました。

    神奈川ダービーは、やはりサポーターの熱量が違う。いい雰囲気だ。勝つぞ! そんな気持ちでの観戦でした。

    夏に強いフロンターレと小林悠


    前節の浦和戦。7本のシュートを打つも決定機を逃しまくった小林悠。
    いやぁ、ずいぶんSNSでも叩かれていました。
    エースでキャプテンが背負うものですから、当然重責は重い。
    それだけに活躍できなければ叩かれるのがプロの世界なんですね。

    この試合は阿部ちゃんゼロトップの最強シフトで臨んだ鬼木フロンターレ。
    個人的な予想としては、阿部ちゃん荒稼ぎのパターンかなと思っていましたが、ふたを開ければやっぱりエース小林悠でした。

    結果としては小林悠の2ゴール。クリーンシート(完封)での勝利でしたが、それぞれの選手の持ち味が活かされたいい試合でした。
    夏に強いフロンターレ。そして小林悠。いい勝ち方だ。いいぞフロンターレ!

    1点目はアキくん(家長昭博)がいい形で抜け出してくれて、その動きとボールをしっかり見ながらゴール前に入り込んで行くことができた。
    オニさん(鬼木達監督)が求めていたことができたゴールだったと思う。
    2点目はケンゴさん(中村憲剛)からいいボールが来て、フリーになる動きでいいタイミングで抜け出すことができた。
    前節浦和戦は感情が入りすぎてシュートを外してしまった。自分で背負い込み過ぎたところがあったと思う。
    自分だけじゃなくてチームメイトがいて、サポーターがいるので、気負わず楽しくやろうと思っていた。心の整理がうまくできて、今回は落ち着いてシュートを決めることができた。

    小林悠@川崎フロンターレ公式より

    ネットの穴を埋める存在になり得る守田のプレー

    先制点は守田のワンタッチで送り出す縦パス。
    これが綺麗に通った瞬間、「お、ネットみたいだ」と思ったのは私だけではないかもしれない。

    全てのプレーをネットと比べる事はできないけれど、ネット移籍後の守田は試合毎にレベルを上げているのが分かる。なんて頼もしいルーキーだ。そう彼はルーキーなのだぞ。
    守田の縦パスを受けた家長は、これまた優しく的確なワンタッチで悠へ折り返す。
    これを前節ことごとく決定機を外した小林悠が決めて先制点。
    やっぱり夏は悠なのだ。そしてフロンターレらしい崩しで決めたこの得点はとても意味のある、価値ある1点になりました。

    いいぞ、フロンターレ。7試合連続スタメンの中、成長し続ける守田。フロンターレサッカーが活性化していく様を見られるのは幸せなことだ。

    守備もこなし、スピードもある。成長過程だが90分ムラ無くプレーできる守田はネットの穴を十分埋める存在になり得ると確信した試合でもありました。

    フロンターレはああいう得点が多いというか、あれが一番簡単に点を取れるシーンだと思うんですけど、あのパスはうまくいって良かったと思います。あんなパスを出したのが初めてだったので(決まったあとは)興奮していました。
    守田 英正@Jリーグ公式より

    2-0のクリーンシートこそ意味がある


    この試合は、奈良ちゃんがベンチ外で、車屋がCB、ノボリがSBに入る。浦和戦でも良かった奈良ちゃんはどうしたのかは置いておいて、この采配はハマりました。
    以前も車屋のCBは良かったのだが、車屋がCBに入ると谷口が躍動する。
    高いラインからの彰悟の安定感あるビルドアップ。後半はパス練習なのか?と思うような時間を使いながらのプレーは、フロンターレらしさは無いものの、大人フロンターレという感じでした。
    何よりもマリノスのシュートは僅か3本。これは凄い。最近の傾向は、相手にシュートを打たせないDFが出来ていること。ラインコントロールを含め、そのDFリーダーにいるのがイケメン鉄人、谷口彰悟なのだ。

    何度も繰り返されるマリノス天野のセットプレーは怖かったけれど、セットプレーからの失点が多い今年だからこそ、このクリーンシート(完封勝利)勝利は価値のあるものになった。

    自分とショウゴさん(谷口彰悟)で声を出して、ディフェンスをコントロールできたと思う。相手のサイドからのクロスが、後半にカウンターっぽくなったときは嫌だったが、それ以外は集中していた。センターバックになれば、守備により重点を置きやすい。サイドバックのときよりは守備に重点を置けた。
    車屋紳太郎@川崎フロンターレ公式より

    ボールを持たれてサイドからクロスに持っていくという相手の崩しの形はある程度わかっていたので、あまり釣り出されないよう中で構えることを心がけていた。ただ相手のミドルシュートや要所要所では必ずボールにいこうというのは、チームとして統一できていた。相手にやらせるところとやらせないところのメリハリはだいぶできていたと思う。
    谷口彰悟@川崎フロンターレ公式より

    ハイライト動画

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