明治安田生命J1リーグ第7節、川崎フロンターレ対セレッソ大阪戦は1-2の逆転負けでした。
風が強かったですね。この風もセレッソに味方したのかなという気もしますが、まぁそれは負け惜しみです。(汗
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前へ走れ大久保嘉人
3年連続得点王という偉業を達成した翌年、2016年も嘉人は15得点を挙げていますが、1stの10得点に比べ2ndは5得点でした。
得点が減った代わりに嘉人は後ろへ下がるようになり、ボールが前へ来ないイライラを自分で解消しようというプレーを見せるようになりました。
翌年FC東京へ移籍しますが、2016年後半で見られたこうしたプレーは東京でより顕著になります。
そしてフロンターレに復帰した2018年。今年も嘉人は2016年後半から見せ始めた下がるプレーが目立ちます。
下がってボールを受けるまでは良いのですが、自分でPAへ駆け込むような貪欲さというか強引さみたいなものが、ここまでは見られません。
もちろん守備への意識は鬼木フロンターレの特徴でもあるので、風間監督時代のように走らないというわけにはいきません。
監督からの指示なのか、自分で考えて動いているのか分かりませんが、私が見たい嘉人はこうではないのですよね。
嘉人は風間監督の元でプレーをするようになってから、パスアンドゴーの重要性を学び、3年連続得点王という結果を出しました。
もちろん、その得点の中には強引なミドルやPKでの得点もありますが、基本はパスを出した後に、裏へ抜ける野性味溢れる直感力でした。
最近では知念が、そうした動きを見せて未来のエースの片鱗を見せ始めていますが、嘉人にもそうしたプレーを望んでいるのは私だけではないと思います。
以前のようにボールが来ないイライラをピッチで表現するのも良薬になるのかと思った試合でした。
ゴール前でもボールが来るかどうかわからなくて、ボールが来なかったりと、ワクワクはしない。
時間をかけすぎて中に出したり、自分がボールを持ったときに止まっていることも多い。そこは意識だけなので、焦らずに、ポジティブにいきたい。
大久保嘉人@川崎フロンターレ公式
等々力初出場となった斎藤学
斎藤学がピッチに入った時、大久保義人・小林悠・家長昭博・大島僚太とJリーグを代表する選手たちが同じユニフォームを着ていることに震えました。
「ああ、学がフロンターレに来たんだな。」前節のマリノス戦はDAZN観戦だった私は、初めて肉眼で見るその姿に感動しました。
学がボールを持つことで期待に湧き上がるスタジアムの雰囲気は良かったですね。齋藤学自信もそれは感じていたかと思います。
まだ2試合目。彼がフロンターレに完全フィットした時、今年の完成形となるのかもしれませんね。
そう考えると今年のW杯の休止期間は恵みの日程となるのかもしれません。
雰囲気を変えるという意味では良かったと思うが、自分が入って何本かの決定機を、チームとして作れたときに点を取れないと停滞してしまった時間帯があった。
あとは味方との距離感が近いので、ボールを受けた後や、受けるところでのドリブルかパスかの判断。良いときはそれでチャンスっぽくなるので、そこは良かったと思う。そこは少しずつ合わせてやっていきたい。
あれだけのメンバーがいる中で自分が出ているので、そこの責任感はあるし、負けたことにも責任がある。次の試合に向けて、練習をやらないといけない。セレッソ相手に、あれだけ押し込めてチャンスを作らせなかった。フロンターレが強くなる過程では大事な試合だったと思えるようにしたい。
齋藤学@川崎フロンターレ公式
悪すぎる失点の仕方
またしてもセットプレーからの失点。しかも知念の先制点の直後。前節は得点の3分後。この試合も得点の8分後の失点。
セレッソ丸橋のFKは風にも乗って素晴らしかったので仕方ないにしても、そのキッカケを与えてしまったのがこの時間というのが、しかも嘉人のファールという。
そこからはセレッソの流れとなってしまったのが残念でした。
この辺は個の力というよりもチーム力なので、修正していって欲しいところです。
セットプレーが得意なセレッソというというのは言い訳になりませんし、また去年のルヴァン決勝から続く苦手意識というのもないと思うのですけどね。
苦手意識に関してはどちらかというと選手よりサポーターの方が敏感になっている気もします。
点を取られたときに、チームがシュンとしてしまった。2点目を取りにいこうとしたが、セットプレーで失点。やられ方が毎回セットプレーで、またかというのも、みんなが感じてしまうのかもしれない。
取られたら取り返すという気持ちを出さないといけないが、全体的に下を向く選手が多くなってしまっている。もっと前向きにやらないといけない。
小林悠@川崎フロンターレ公式
セットプレーはみんなが意識して、集中してやっているが、なかなか止められないという現実がある。
もっと厳しく厳しく、最優先で突き詰めていかなければならない。立ち上がりはボールを前につけながら勢い良くやれていたが、点を取ってからの試合運びでペースを落としたつもりはなかったが、結果的にそうなってしまった。失点の仕方もああいう形で、ガクっときた感じもあった。
谷口彰悟@川崎フロンターレ公式
セットプレーは一瞬の隙のところだと思っているので、本当にそこを見せないで戦う。一人ひとりのところと、あとはチームで声をかけ続けるしかない。そう思っています。
鬼木監督@川崎フロンターレ公式
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