ホーム2連敗。どこへ行った等々力劇場。

    ホーム2連敗。しかも無得点。
    満員の等々力競技場でのゴールデンウィーク中の2試合。
    これは凹む。
    楽しみにしていた等々力競技場を埋め尽くす満員のサポーターや子供たち。
    さぞかし肩を落として家路についたことでしょうね。私ももちろんその一人。

    でもですね、長く同じクラブのサポーターをしていれば、ありえる事でもあるのですよね。
    2連敗ならまだ良くて、ちょっと前のフロンターレなら3連敗はあたりまえ、8連敗とかもありましたからね。

    とは言っても連敗を肯定しているのではありません。2連敗自体が3年ぶりで免疫も無くなってきていますし。
    そして、ホームでの試合を楽しみにしているサポーターにしてみれば本当に残念で、ゴールデンウィークの終盤での、この悔しい2連敗は、楽しかったはずのGWを寂しいものにしてしまいました。

    どこへ行った等々力劇場


    ホーム2連敗(内容も含むめて)ともなれば、ネガティブな意見も多く聞かれます。
    毎度ながらそういう輩には、どれだけ打たれ弱いんだよと思いますが、まぁ気持ちは分からなくもないです。

    特に多摩川クラシコFC東京戦では良い所を探すのが難しいような試合内容でしたし、お手上げ状態でも逆転劇を起こしてきた等々力劇場の雰囲気も感じられませんでした。

    そうした雰囲気を作るひとつに応援がありますが、個人的には、そろそろ応援の中心をゴール裏に変えては如何でしょうと思います。やはり声の届く範囲が広がりますからね。
    毎試合満員のスタジアムが勿体ない気がします。
    サポーターの席によっては、アウェイ側の応援に押されているように感じるのは、声の伝達範囲だと思います。特に南側の座席にGゾーンを中心とした熱い応援も声は届きません。
    ゴール裏ならばスタジアム全体を包めるのです。
    一度で良いからゴール裏全体が飛び跳ね、揺れる等々力競技場を見てみたい気がします。

    なぜセットプレーに弱いのか


    この試合でも失点はセットプレーから。
    今季実に11失点中8失点がセットプレーによるもの。
    中には不運な形での失点もありましたが、試合後にFC東京の長谷川監督が「そこを狙っていたと」言っていたとおり、やはり相手のスカウティングによれば、そこに弱点があるのでしょう。
    この日の2失点どちらも相手をフリーにさせ同じような形で決められています。

    去年は12節終了時で相手に与えた直接FKは1試合平均11.3回。今年は13.3回なので、それほど相手に多くのチャンスを与えている訳でも無さそうです。
    CKを与えた回数は去年の方が多いくらいですし。

    2試合連続の完封負け


    いわゆるクリーンシートというやつ。
    どんなに調子が悪くても等々力に戻ってくれば、きっとやってくれる。
    いつもそう思っていますが、どうやら今年は中々等々力劇場が起こせません。

    珍しく試合後のインタビューでは中村憲剛が細かいダメ出しを言っていましたが、クサビのパスに対してFWがワンツーをパスを出さず(崩そうとしていない)に反転してシュートを打とうとするシーンが目立つ気がします。
    また、カウンターチャンスがあっても、味方が揃うのを待ってしまう為、敵DF陣の守りが間に合ってしまうという点もフロンターレサッカーなのかもしれませんが、こういう時に長谷川やノボリの個の力や推進力が必要だなと感じてしまいました。
    あと憲剛が不在の時のプレースキッカー(FKやCKを蹴る選手)の存在も心もとないですね。森谷は良いボールを蹴りますが出場機会が少ないですし、去年に比べるとセットプレーからの得点力が減っているのもこうした要因があるでしょう。

    とにもかくにも、負けている時はネガティブになるもの。
    今はじっと我慢の時。
    あとは鬼木監督に任せ、相手の読みの逆手を取るスカウティングをテクニカルコーチの二階堂さんにお願いしたいところです。

    超過密11連戦も終わり、W杯前の試合はあと2試合(天皇杯を入れると3試合)。
    この2試合大事ですね。 いやー大事だ。

    引いた相手にどう攻めるかは、もっとやっていかなければならない
    相手に引かれてブロックを組まれていても、お互いの意思とタイミングが合えばシュートに持っていける。

    小林悠

    前半からミドルシュートは必要だと思っていたし、あのシュートも林選手がよく止めたと思う。
    とにかく間で顔を受けて、出して、また動く。シンプルだが、ああいうゾーンで守って中を閉めてくる相手には効く。
    そういう動きが出れば、相手も閉める。そうなると外が開く。外が広がれば、また中が開く。そこをもう一度、みんなができればよかった。
    どこに走るとかを狙いを持ってできれば、どこかは空く。出して、動くのあの手この手を使って崩していく。どう崩すかをみんなで共有しないと難しい。向こうは狙い通りだったと思うし、こういう連戦では、どこで決めるかが大事になってくる。
    こういう待って守ってくる相手に先に失点すると、苦しくなる。もったいなかった。

    中村憲剛

    点が取れないのはフロンターレとしてあり得ないこと。
    大久保嘉人

    @川崎フロンターレ公式より

    ハイライト動画

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    フォト63枚 J1リーグ2018 第13節  川崎フロンターレ×FC東京

    救世主は27番。鬼木采配ズバリ!鈴木雄斗J1初出場初ゴールで魅せた川崎劇場。

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