8月15日、お盆休みの最後を締めくくったのはホーム等々力で開催されたJ1リーグ第22節、サガン鳥栖との1戦。
毎回固い守りを見せる鳥栖の守備をどう攻略するか。そしてトーレスと金崎の攻撃をどう封じるかに注目が集まりました。
また、この日のイベント毎年恒例の「2018川崎の車窓から」では長野から3日かけて陸送した上田電鉄が展示され、サッカーファンだけでなく、多くの鉄道ファンもかけつけました。
フロンターレのこういう取り組みすごいです。尊敬します。
目次
シュート数27で得点0
スコアレスで終わったこの試合。鳥栖の固いDFは予想していたものの、シュート27(Jリーグ公式では25)本を放ちながら、ホームの試合で得点0は寂しいところ。
ゴールエリア付近でのシュートは5本程度なので、鳥栖の守りが固かったとも言えますが、
やはり最後の決定力というところが、最近の課題なのです。
あと、今年多く見られるのが前線での人数の少なさ。良いパスが入っても単調なシュートになってしまう原因でもあります。
それでもシュート本数が増えてきているのは良い傾向。
大島僚太・中村憲剛の動きは近年で一番と言っても良いようなプレーを見せ、前線にボールを供給しているし、敵からのカウンター対策のひとつでもあるミドルシュートも効果的。(ペナルティエリア外からのシュートは11)
特に大島僚太のミドルは毎回痺れるし、あれが決まるようになると無敵モードに入るのだけれど。
それは次節のお楽しみにとっておくとしよう。
それにしても少ない出場時間で結果を残さないといけない齋藤学。最後のあれは決めて欲しかった。
僚太も膝をついて苦笑いをしていたじゃないか。
でも阿部ちゃんの言葉「50試合近くあるうち、こんな試合もあると思う」通り、これがサッカーとも言える。シュート5本で5点取れる時もあるのだ。
最後のところを除けば素晴らしい内容の試合だったともいえるし、等々力の観客は大いに湧いていた試合でしたよ。
鬼木監督@川崎フロンターレ公式より
大島僚太@川崎フロンターレ公式より
対人に強くなったフロンターレが得たもの
この試合で得たFKの数は僅か5。佐藤隆治主審のさじ加減(ちょっとイラつくジャッジも)もあっただろうが、鳥栖の14に対して5と少ない印象でした。
フロンターレの選手は昨年からのフィジカル強化の甲斐もあり対人が強くなりました。今年に入り選手たちは更なる肉体改造をしてきており、怪我人の減少に繋がってもいます。
もちろんフィジカルの強さはDF面でも攻撃面でも大いに役立ちます。パスサッカーと言われるフロンターレの戦術には無くなてはならないものなのです。
だが故に簡単に倒されなくなってきている。去年は上手にバイタル付近でファールを誘い、FKをもらうプレーも多く見られましたが、最近はそうしたずる賢いプレーが見られなくなっています。
倒れるはずのない家長のPA付近での転倒が見たいものです。
こうした決定機に点が入らない展開としては、ミドルも効果的だし、もうすこしセットプレーを意識してほしいと思います。
試合終了間際の良い位置からのFKを大島僚太が蹴らなかったのは本当に残念でした。
鳥栖戦での主なスタッツ
以下のスタッツ(FootballLABより)を見ると、フロンターレの攻撃か圧倒的だったのがわかります。
鳥栖はトーレスや金崎が本来の仕事をさせてもらえなかったのがわかりますが、逆にDF能力の高さを示すものでもあります。
川崎フロンターレ | サガン鳥栖 | |||
---|---|---|---|---|
成功率 | 総数 | 総数 | 成功率 | |
0% | 27 | シュート | 2 | 0% |
9 | 枠内シュート | 0 | ||
90.2% | 825 | パス | 260 | 71.9% |
31.3% | 16 | クロス | 5 | 20% |
5 | 直接FK | 12 | ||
0 | 関節FK | 2 | ||
7 | CK | 2 | ||
44.4% | 18 | ドリブル | 8 | 25% |
84.6% | 13 | タックル | 20 | 80% |
11 | クリア | 28 | ||
81 | 30mライン進入 | 15 | ||
28 | PA進入 | 7 | ||
100.9km | 走行距離 | 105.3km | ||
117 | スプリント | 131 | ||
98 | 攻撃回数 | 99 | ||
27.6% | チャンス構築率 | 2% | ||
67% | ボール支配率 | 33% |
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