フロンターレのGKユニフォームは緑(グリーン)・黄(イエロー)・赤(レッド)の3色が用意されているかと思います。
チョン・ソンリョンや新井章太が着ているユニフォームは、基本グリーンが多いですが、たまに黄(イエロー)・赤(レッド)のユニフォームを着ている事がありますね。
あの色はどうやって決めているのだろう?って言う声をたまに見かけます。私もサッカーを見始めた頃は同じことを思っていた事があります。
目次
GKユニフォームに関する規定
色に関する規定としては、ゴールキーパーは他のフィールドプレーヤー、審判と見分けが付くように異なる色のユニフォームを着用することが義務付けられています。
フロンターレのGKから見ると、対戦相手のフィールドプレーヤーのユニフォームがグリーンならば、グリーン以外のユニフォームを着ることとなります。
審判が、このときイエローのユニフォームならば、選択肢はレッドのユニフォームとなるわけですね。
先日の鹿島戦では、ソンリョンのユニフォームはレッドでした。
これは鹿島のGKユニがグリーン(鹿島GKの1stユニはブルーだがフロンターレユニと被る為グリーンを選択)であり、審判のユニがイエローであった事から、レッドを選んだということになります。
ちなみに、規定ではGK同士が同じ色のユニフォームを着ても問題ないとなっていますが、GKが攻撃に参加した事等を考えて、相手GKと違う色を着ているようです。
去年J2だったか忘れましたが、両チームのGKが黄色のユニフォームを着た例がありました(後半はホーム側がユニフォームを変更)。
ちなみにフロンターレのユニフォームのサプライヤーであるPUMAは、他にもグレー・紺・オレンジもあるようです。
赤いユニフォームを着ているとPKを防ぎやすくなる?
イギリスの心理学者らによる研究で、赤いユニフォームのゴールキーパーに対してPKを決めるのは、キーパーのシャツが青や緑の場合と比べ2倍近く難しいという検証がされたようです。
同じ条件でPKを蹴ったところ、成功率は、GKのユニフォームが緑の場合で75%。青が72%、黄が69%と、大体7割前後の成功率でしたが、赤いユニフォームを着ると、その成功率は54%に下がったようです。
赤はアドレナリンが増す色として有名ですが、これは蹴る側でなく、守る側の能力を高める効果があるのかもしれないですね。
他にも赤は食欲増進(ラーメン屋さんやファーストフードの看板に多い)の色ですし、強いリーダーシップ印象付ける色(大統領等がネクタイに使っている)でもあります。
色って面白い。
1stユニフォームが緑の訳
GKのユニフォームの色と言えばグリーンをイメージしますね。
これは、芝が緑なので視認性が悪くなり、ステルス効果を発揮するといった理由や、一番色被りの無い色といった理由等、いくつかの説があります。
他のクラブのGKユニフォームの色は?
GK=グリーンというイメージですが、フロンター以外のクラブでGKのユニフォームの色が緑のところは実は、それほど多くないのです。(2ndに用意しているクラブは多い)
2018年のJ1では、フロンターレ以外では、磐田・神戸・長崎・広島・マリノスの5クラブが緑のユニフォームを着用しています。
磐田はPUMAなので同じ緑ですが、神戸・長崎・広島はそれぞれ色合いの違う緑を使用しています。
こうして並べてみると、以外にカラフルですね。
GKユニフォームのちょっといい話
2011年3月26日に行われた欧州選手権2012予選、ドイツ代表×カザフスタン代表の一戦。
ドイツ代表のGKは赤いユニフォームを着ていました。
上の動画を見ると分かりますが、これは2週間前に東北震災があった為、日本に対するエールだったのですね。
国歌斉唱の際には、白いユニフォームを着るフィールドプレーヤーの真ん中にGKが立ち、日の丸をイメージさせてくれます。
どこかの国のクラブが東北震災の時、それをあざ笑うかのような横断幕を掲げていたこともありましたが、こうした暖かい支援は本当にありがたいですし、スポーツの良いところでもあります。
ユニフォーム変えたのはJ2の岐阜対松本です。