2020年7月11日。Jリーグが再開して3試合目。
ついに有観客試合が始まる。
観戦は、第1節2月22日以来、実に140日ぶりにホーム等々力に帰ってくることができた。
今日は、観戦に行けなかった人の為にもダラダラと詳しく書いていこうと思っています。(お辞儀)ダラダラとですが。(お辞儀)
久しぶりに等々力競技場の近くに行くと、以前と何も変わることなくピコリーノの仕立て屋さんが用意してくれるピーチクーが凛々しくもニットのユニを着て迎えてくれた。ありがたい。
このピコリーノは等々力の守り神。雨が降ろうが雪が降ろうが、凛々しい姿でいつも我々を迎えてくれます(感謝)
現場でキーパーユニが見つからず焦った件
でもありました(笑
明日は柏戦ー
3連勝に期待しましょう!#ピコリーノ #frontale #川崎フロンターレ #ピーチク #等々力 #Jリーグ #柏レイソル pic.twitter.com/NJfbEBDap8— ピコリーノの仕立屋さん (@pico_shitate) July 10, 2020
目次
ただいま!等々力!
フロンパークの入り口にいつもある青いゲートはなく、沢山あったはずのキッチンカーもない。塩ちゃんこも列に並ばず買うことが出来るほど人はまばらだ。
超厳戒態勢時の有観客試合は最大5000人が観戦出来る。いつもの20%くらいの人なのだ。
平日の天皇杯予選試合の観客の半分くらいといえば想像できる人もいるだろう。
等々力競技場を目の前にすると、やはり感慨深いものがある。ただいま等々力よ僕は帰ってきたのだ。
それでもスタジアム開場を待つ待機列はそれなりの人で、選手の足型が地面に貼ってあって、その上に立つのだが、これが色々な選手の原寸大足型だから皆んなが下を向いて写真を撮っている。
一歩進めばまた違う選手。ソーシャルディスタンスを保てるようになっている素晴らしいアイディアだ(拍手)
やっと入場口にたどりつくと、そこには「おかえり」の文字が。ここでまたウルっとくる。
蜜回避の為、ボランティアのスタッフもいない。荷物検査もなく入場することが出来た。
この日はトミカのフロンターレ選手バスミニカーが販売されるとあって、入場後もグッズ売り場に入る人たちが列をなす。
ここにもストップマークがありソーシャルディスタンスを保てる。グッズ売り場の入場制限があるので待たなくてはならないが、入ってしまえばゆっくり買い物もできるしレジに並ぶこともないのだ。
早速私もミニカーと妻が欲しがったシュシュを買った。
買えなかった人は再販もあるようなのでメルカリ等では買わずに待ってみよう。
試合開始前、横を見るとスタッフ控え室の外に見慣れた顔の方が。藁科社長だったが、じっとピッチやスタンドを眺め、しばらく動かなかった。
ここに来るまでフロンターレの社長として、Jリーグの理事としてさぞかしお骨を折ったに違いない。私は恐れ多くも声はかけなかったが、心の中でお辞儀をした。
それにしても、昨日TWITTERに上げた写真の中で社長の写真がいいね数ダントツの一位だった!みんな同じこと思ってるかな。
試合前 ずっとピッチやスタンドを感慨深げに眺めていた藁科社長。Jの理事でもあるから、さぞかしここまで骨を折ったに違いない。ありがとうございます🙏 pic.twitter.com/GxMLc3putN
— フロスキ⭐️⭐️⭐️ (@frosuki) July 12, 2020
練習が始まり、この日久しぶりの試合出場となる車屋先生の姿が。少し緊張しているように見えた。
まさかこのあとジェジエウが負傷し、サイドバックからセンターバックへチェンジすることになるとは思ってもいなかっただろう。先生は徐々にエンジンが温まり、素晴らしいDFを見せてくれたのだ(拍手)
この日のヒーローは家長昭博
前半40分を過ぎたあたり、立て続けに家長が2得点を挙げた。
今年は右サイドに山根が入った効果も手伝って眠れる獅子が目を覚ましそうだと期待が余計に膨らんだ2点だった。
しかし山根よ。カレーは2甘が好きかもしれないが、プレーは痺れる辛さではないか。
家長にパスを出すと、下がることなんて選択肢にないだろうというぐらい迷わず中に入っていく姿は、エウシーニョロスで苦しんだサポーターの心を癒していることだろう。
ダミアンのハグゴールパフォーマンス
ダミアンのゴールは私の近くにいたフロンターレのスタッフがオウンと同じだ。(前節のオウンゴール)と言うほどにニアから見事なヘディングを決めてくれた。
いつものヒゲゴールパフォーマンスではなく、スタンドのサポーターを抱きしめるような仕草には体がキュッとなったし(親父のくせに)、ダミアンの人の良さを感じることが出来た。今年のダミアンは凄そうだな。
忘れてはいけないヒーロー達
他にも忘れてはいけない選手達がいる。
ジェジエウが負傷したことで急遽出番が回ってきたノボリは今日は休息日と思っていただろう。
それでも連戦の疲れも見せずにノボリはいつものようにディフェンスにに攻撃にとフル回転だった。ガッツ溢れるとはノボリのプレーのこと。
いつものオトボケノボリではなく、ピッチの上のノボリはいつも格好いいのだ!
もう1人は下田北斗。
なんで彼が控え?と思うが、ライバルは田中碧 脇坂 守田と強者揃い。いつのまにかボランチ王国となっているフロンターレ。おそるべし。
下田にはセンスの良いパスやフィジカル以外にもスプリントという能力がある。プレスキッカーでもあるし、今年は5人まで交代可なので出番は多いはず。頑張れホクティ(初めてホクティって呼んだ)
そして声を出してはいけない試合の中で唯一出しそうになったプレーを見せてくれたのは長谷川竜也。
今年すでに3ゴールと乗っているが、この日は足で見せた。前半と後半に一回ずつ見せた美技、ルーレットターンからの突破はゴールが決まれば間違いなく今年のベストゴールに選ばれていただろうというくらい凄かった。いや、ゴールなんて決まらなくてもいいのだ。あのプレーに等々力の観客は全員が大きく手を叩き、満面の笑みを浮かべていた。すごいぞハセタツ!
試合が終わり
試合が終わっても、いつものようにバックスタンドでのセレモニーはない。
さっくりと「あんたが大賞(家長)」が発表されると、選手たちがスタンドを一周回ってくれた。
笑顔もあれば疲労困憊の顔もある。でもどこか清々しくて、どこか照れくさそうで。
そんな等々力に帰ってこれたこの日は、忘れられない試合の一つに加わったのでした。
それにしても限られた人数での試合準備。リモートマッチもそうだけど、観客が入ってのこの試合は尚更大変だったと思うのです。
試合も見れずに準備と撤収作業で終わるフロンターレのスタッフ様達に心より感謝と私から勝点3を差し上げたいと思います(拍手)
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素敵な写真を沢山、ありがとうございます。
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