秋晴れの2017年12月02日(土曜日)。
J1最終節の大宮アルディージャ戦は等々力競技場で開催されました。
フロンターレが勝って、首位鹿島が引き分け以下なら初優勝という試合。
鹿島の結果はともかく、フロンターレが勝たなければ何も始まらない、そんな試合でした。
目次
キックオフ50秒で決めた阿部浩之の先制点
試合開始直後、エウシーニョ(この位置にいるのが、最初からそこにエウソンでした)のクロスから阿部ちゃんのゴールで先制。
この1点が、どれだけ選手やサポーターの気持ちを和らげたか、とても大きな意味のある1点でした。
その後、小林悠の2点目までは、少し心配な展開もありましたが、そこからはフロンターレ大勝ペースで負ける気はしなかったですね。
優勝を知った瞬間
観客席では多くのサポータが鹿島の試合経過をスマホでチェックしていました。
鹿島が引き分け以下なら優勝なのですから当然気になります。
私は選手と同じ気持ちで、最後までスマホを見ないと決めていたのですが、特に後半はずーっと気になっていました。
長谷川竜也が後半ATに5点目となるゴールを決め、新井章太と抱き合っている時に試合終了の笛が鳴り、その瞬間、新井章太がベンチを見て驚いた顔と同時にハセタツを振りほどいて走りだすというシーンで私も優勝だと知りました。
まったく信じられませんでした。可能性はあったものの、実際フロンターレが優勝するシーンを等々力で、目の前で目にすることが出来るなんて。なんという幸せな瞬間だったか。
サポーターとして誇りに思うし、こんな感動を味あわせてもらい、感謝と拍手を心から送りたいです。
「この光景を待っていた。はい。試合が終わった瞬間に、みんなが飛び出してきて、その意味がわかって、涙を止めることができなかった」
中村憲剛
章太と入れ替わるように、私の席の前に現れたエウソンは2階席の家族に手を上げ、故郷の国旗を身にまといました。
ここで改めて優勝したんだと思い、急いで青覇テープを用意しました。
中村憲剛にタイトルを取ってもらえた安堵
優勝の喜びに浸るフロンターレサポーターならば、誰もが中村憲剛にシャーレをというのは、悲願だったと思います。
「長かったです…。長すぎて長すぎて、本当このままタイトルを取れずに辞めるんじゃないかなと思っていたんで。ただ、きょうね本当に、きょうというかずっと、サポーターが後押ししてくれて、きょうもこれだけ入ってくれて。みんなでつかんだ“優勝”だと思います」
中村憲剛
サポーターも、タイトルを取れずに引退してしまうのではと心配していた人も多かったでしょう。
憲剛の涙はサポーターの涙そのものでした。
シャーレ無しのセレモニーは風呂桶で
”フロ”のつく唯一のクラブとして、シャーレ風「フロ桶」をここで用意したスタッフGood Job! タイトル獲っても、くだらないことを真剣に楽しく、大舞台でもやりきるそんなフロンターレでこれからも突き進め! pic.twitter.com/7GED8t6xti
— 天野春果 (@kdiIS4tior5KYqd) 2017年12月2日
優勝トロフィーとシャーレは、磐田と鹿島の試合が行われたヤマハに用意されていた為、フロンターレの優勝セレモニーでは、シャーレが印刷されたプレートだけでした。
ところが、さすが!さすがフロンターレ。
裏にシャーレを描いた風呂桶を用意していたのです。最高じゃないか。
フロンターレは、「一緒にお風呂ンターレ」というキャンペーンを毎年、川崎浴場組合連合会とのコラボで開催しているのです。
風呂桶は、これにちなんで作ったグッズの一つですが、ここにシャーレを持ってくるとは、本当に流石すぎます。
最終的にはシャーレ無しの方が盛り上がったという逆手を取ったセレモニーに競技場も一層盛り上がりましたね。
その後、シャーレは等々力競技場に届き、Jリーグタイムで小林悠が掲げました。
優勝の喜び方を学んだ次は
なにせ初優勝だし、鹿島の結果次第という事もあって、サポーターの中では平常心で臨もうという声が多かったのです。
私も出来るだけ意識せず、結果はどうであれ、最終戦恒例のセレモニーでは盛大な拍手を贈ろうと思っていました。
ところが前日夜に、等々力競技場では使えないはずの青覇テープを試合当日発売するとのアナウンスがフロンターレ公式より発表され、サポーターはざわつきました。
やっぱりフロンターレのスタッフって凄いなと思いましたよ。
札幌のホテルのロビーにて青覇!!!興奮が冷めない!!!最高!!!(松岡) pic.twitter.com/wWC27mN5Fq
— SHISHAMO (@SHISHAMO_BAND) 2017年12月2日
更には、優勝に備えて、Tシャツやマフラー風呂桶を用意。札幌にいるSHISHAMOにも優勝したら着るように用意したいたなんて、頭が下がります。
盛大なフラグに挑戦し続けたフロンターレのスタッフにもこの優勝を感謝したいものです。
さぁ、次は連覇に向けてですね。
次のタイトルでは、きっと更に喜びを分かち合える企画をフロンターレスタッフが考えてくれることだろうと期待しています。
その前に、去年は無かったも同然のオフシーズンを楽しんで欲しいと思います。
ありがとう 川崎フロンターレ!
さらば無冠ターレ!
それにしても、これを19回経験している鹿島サポーターすごすぎです。。
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