明治安田生命J1第25節 川崎フロンターレは敵地吹田でG大阪との一戦。
広島・仙台と2連勝で迎えただけに、ここもきっちり勝って広島を追走したいところ。
結果としては川崎フロンターレがガンバ大阪のセットプレー2発にやられ、直接対決で縮めた広島との勝ち点差は再び9となりました。
目次
セットプレーでの失点と下位チームでの取りこぼし
失点のところでいえば、この試合の2失点は、どちらもセットプレーから。
どちらも名手、遠藤保仁が蹴るCKから。
特に2点めはファビオを完全にフリーにさせてしまっただけに悔やまれる。
相手は、かなり対策してきたなというのは感じた。本当に前からどんどん積極的に取りに来ていた。それがうちに勝つ方法だと出してきたと思う。
車屋紳太郎@川崎フロンターレ公式より
今年序盤に苦しまされたセットプレーでの失点が、シーズンも終盤に差し掛かろうとしている時期に出てしまうのはもったいない。
全体的にフロンターレのDFは悪くなかったし、ノボリのプレーも光っていた。結果90分合わせてガンバに打たせたシュートは僅か5本。
与えたCKも2本だっただけに、この失点内容は悔やまれる。
しかもG大阪は降格争いをしている下位なのだ。セットプレーと下位への取りこぼし。どちらも悪い時のフロンターレの敗戦パターン。
考え方によっては、1試合で悪い癖が2つ出たと思えば次への切り替えもしやすいのか。
川崎対策を十分に取り、功を奏したかに見えたG大阪だが、広島戦でもその強さを見せて欲しいと思う他力本願寺助平心も出てしまう。
今年も残り10試合(未消化試合1試合含む)。広島との差を考えれば、こういう負けは許されない状況になってきている。
大島僚太ふくらはぎ負傷で退場
前半41分に大島僚太が膝を抱えてしゃがみ込む。
今までも何度か見た光景にドキッとした。鬼木監督の采配は憲剛をボランチに入れて大島僚太と交代した齋藤学が左ハーフへ入り、家長がトップ下へ。
家長の魅力は、豊富な運動量に加えボールのキープ力を含めたDFの強さ。トップ下に入ることで、その魅力がこの時間帯から消えてしまった。
憲剛のボランチは本職なので問題ないが、前との間延びした距離ができたことと、この試合から怪我明け復帰したガンバの今野の活躍もあって、中盤でボールが奪われるシーンが目立った。
更には前半7分で先行したこともあり、ガンバは3バックからガチガチの5バック。最後まで運動量も落ちなかった。
もはや昔のバカ試合を演じた相手ではなかった。クレバーで固いG大阪の守備にシュート数は8本のみ。
東口を脅かすような決定機と言えるシュートも無かった。
鬼木監督@川崎フロンターレ公式より
過酷だったワンボランチの守田
後半66分。憲剛に変わって知念が投入されると、フォーメーションは4-1-4-1に。
ルーキー守田にとっては、大島僚太もいない、中村憲剛もいない中で一人で回さなければならないというのは、相当なプレッシャーだっただろう。
試合終了後は、プレッシャーから開放された安堵感からか、暑さと披露のせいか吐いたのだそうだ。相当過酷な時間だったことは確かだろう。
大島僚太が最悪肉離れなどで戦線を離脱した場合、森谷が怪我なことを考えると、ボランチは憲剛と北斗しかいなくなる。
天皇杯では、まるでエドゥアルド・ネットのような速い縦パスを知念に出して驚ろいたが、ああいうプレーができるならぜひ北斗も見てみたい。
ルヴァンカップがあるため、次節札幌戦までは1週空く。もちろんルヴァンも勝ってほしいが、この中断が恵みとなれば良い。
失点する形がセットプレーで早い時間帯。追加点もセットプレーで取られて、難しいゲームになってしまった。
ピッチでやっている中で良い判断ができなかった。映像を見たらシンプルな感じだと思うが、それは反省しないといけない。
どこがどうだったら良かったとかはわからないが、振り返ってみたら、いつも通りのシンプルな答えがあるのだと思う。
守田英正@川崎フロンターレ公式より
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@写真はJリーグ公式から
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