渚にまつわるエトセトラ。イニエスタ化した大島僚太

    タイトルに意味は無い。
    気分は「カニ食べいこう!」なのだ。
    谷口彰悟や車屋先生。憲剛など主力選手を怪我で欠いてはいるが、ホーム等々力で開催された第8節湘南戦は、それ程までに久しぶりに魅力的な試合を観戦できたのだ。

    ソンリョン101試合目の神セーブ
    安倍ちゃんの世界が驚嘆した技ありシュート
    知念の4試合連続ゴール
    家長の強さ
    大島僚太のゲームコントロール
    ノボリの単騎カウンター

    他にも見どころは満載だった。ああ、満足。久しぶりに家に帰ってDAZNを見ました。

    イニエスタ化した大島僚太

    前節より怪我で復帰した大島僚太。
    相変わらずゲームを支配し、ボールの行方を予測し、ボールが離れれば相手の行方を塞ぎ、ボールが相手に渡ればパスコースを消す。
    自分がボールを持てば決して奪われること無く、繋ぐ。
    小さな巨人とは彼のことだ。
    僚太の足元にボールが行けば、「すごっ!」と思わず声に出してしまうようなプレーを随所で見せてくれる。
    ゲーム画面のように俯瞰で全体を見ているのは憲剛譲りかもしれないが、後ろの方からドキッとするようなパスを繰り出す。

    さて、怪我明けからの2試合で面白いデータは大島僚太のスタッツだ。
    下記は7節と8節の大島僚太の走行距離とスプリント回数。

    ここ2試合での走行スタッツ

     走行距離スプリント
    7節鳥栖戦10.624km1回
    8節湘南戦11.480km0回

    走行距離でいえば、鳥栖戦はチーム3位の距離。湘南戦は碧君に次ぐ2位だ。
    ボランチだけに走り回っているのが分かる。

    そして注目するのはスプリント回数。
    鳥栖戦では1回。湘南戦では0回だ。ちなみにフロンターレの選手では鳥栖戦で24回と一番多いのが馬渡。
    同じボランチの下田で9回だった。
    湘南戦では知念が24回。ボランチの田中碧で17回。

    前節では怪我明けの為、脚に負担がかからないようにしているのだろうと思っていたが、どうやらプレースタイルとして取り入れたのかもしれない。
    ボールの行方を読む事に長けた僚太だけに、現地で試合を見ている限りではスプリントしていないのは気が付かなかった。
    家に帰ってDAZNを見てみると、まるで主審のようにボールが見える位置を保ち、ゲームをコントロールしているのだ。
    湘南戦と言えば走り、走らせる試合のイメージなだけに、この試合をスプリント0、しかも阿部ちゃんの先制ゴールをお膳立てしたパスを繰り出し、試合を90分コントロールした事を考えると、やはり大島僚太の凄さは次元が違うのかもしれない。

    そう。これはイニエスタではないか!?
    イニエスタが日本に来て、そのプレーを見て驚いたのは、このスプリント回数の少なさだった。
    イニエスタのスプリントは0というのは無いにしても、大抵は3回くらいだからだ。

    ボールの行方を予測することで、無駄な走りをせずに済む。
    90分戦える体力もある。
    一部の一流選手だけに許される事なのだ。

    中村憲剛のチームと言われた川崎フロンターレも、今では大島僚太のチームとなっている。

    先制点はあそこまでわかりやすく動いてくれると見つけやすい。
    あれはカズくん(馬渡和彰)とアベちゃん(阿部浩之)が素晴らしかった。
    相手のシステム、誰が出てくるとかそれを見ながら、相手も人数をかけてくる。ミスもあったが、良い距離でやれたと思う。

    大島僚太@川崎フロンターレ公式より

    クリーンシートで2連勝

    なかなか勝ちきれない試合が続いていたが、やっとホームでの勝利。
    それでも、ここまで1勝4分1敗としのいできたのは、守備力だ。
    DFの大黒柱谷口彰悟を怪我で欠き、心配されたが、奈良ちゃんと舞行龍のCBコンビで見事にシャットアウトした。
    リーグ失点数では現在2番目に少ない。
    勝てなくても負けない秘訣がここにある。

    特に光ったのは奈良ちゃん。敵をブロックしボールを奪いパスをすると、奪った相手の行方を遮り1人少ない状態にする。(うまく説明ができない)
    最近話題の縦パスも光り、2点めの知念のゴールは奈良ちゃんのアイシスなのだ。
    他の選手も、うまく相手選手をブロックしていた。このブロックとは守備時のブロックだけでなく、ボールを持っていなくても、パスコースを消したり、相手の行方を遮ったりという当たり前と言えば当たり前の守備を高い技術でおこなっているのだ。

    特に終盤押し込まれた時に失点しなかったのは、こうしたプレーを集中して出来たことにあったのではないだろうか。

    1点目のアシストは自分のなかで到達点とは思っていなくて、ああいうプレーをすることで自分にプレスがくれば他の選手が空いてくる。そこの方が大事。周りの選手を使う判断はまだ精度が低いと感じている。今回は知念の動きに対してどのタイミングで出すかだけを判断していた。自分が狙っているところを警戒されたらどこが空くのかを見られるようになれば、もっと楽しいだろうなと思う。

    奈良竜樹@川崎フロンターレ公式より

    相手にボールを持たれても、持たせる感覚でやれていた。お互いを見ながら、相手ありきでやれたと思う。そこでボールを取れれば良いが、持たせているイメージでもあった。そういう意味では、シュートに持ち込まれるシーンもあまりなかった。焦れずにやれて良かった。

    田中碧@川崎フロンターレ公式より

    そして、いつもながら大地に根を張る大木のように立ちはだかる家長の守備も痺れた。

    フォト110枚 J1リーグ2019 第8節  川崎フロンターレ×湘南ベルマーレ

    第8節湘南戦ハイライト

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    第6節終わって勝点7。憲剛「今は進化の過程」。フロンターレの壁とフリーの定義とは。

    フォト110枚 J1リーグ2019 第8節  川崎フロンターレ×湘南ベルマーレ

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