スフィアの羽根を聞きながら。中村憲剛大復活祭を思う。


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フロンターレサポーターの間では特別な意味を持つスキマスイッチの名曲「スフィアの羽根」。
これは中村憲剛のことを歌った曲であるが、誰が聞いても力をもらえる名曲だ。

だが、これは今まで何度となく苦杯(シルバーコレクター時代)を味わったときに、次へ向かって背中を押してくれる曲であった。
このブログでも、同じように「スフィアの羽を聞きながら~」から始まる記事を2つも過去に書いている程だ。
スフィアの羽根って何じゃという人は是非下の記事も読んで頂きたい。

スフィアの羽根を聴きながら。川崎F、CS準決勝で敗れた夜。

スフィアの羽根を聴きながら。ルヴァン決勝翌日に思う事。

しかし、あれからリーグ2連覇・ルヴァン優勝と胸の星も3つになり。あろうことか、あれ程お世話になったこの曲の存在を最近ではすっかり忘れていた。

5-0と快勝した清水戦。
いつものようにメインスタンドで万歳三唱を終えると、スタジアムから「スフィアの羽根」が流れてきた。
なんというあざとい演出だ。おかげでスタジアムを出るまで僕の視界は涙でぼやけていたじゃないか。

始まりは4日前のツイッター

多くのサポーターが憲剛は8月リミテッドユニのタイミングで復帰してくるだろうと思っていたはずだ。
そして満を持してフロンターレ公式TwitterからこんなTweetが発信された。

なんという壮大なネタバレだろうか。確実にベンチ入りということではないか。
当然私のTwitterから見るフォロワー様達も歓喜の呟きが多く見られた。

まっていたよ(嗚咽)
私はこの復帰を願い、今年のリミユニは14番にしていたのだ。
3年ぶりの14番ユニである。

待ち遠しくて、この夜一度、いつもうちのやつが綺麗に洗濯してくれているユニに袖を通してしまった程だ。

ダンディ坂野さんは、清水戦では試合前のイベントから始球式まで、猛暑の中、まばゆいブルーのスーツを身にまとい等々力を笑顔にして頂きました。
また来て欲しいですね。ありがとうダンディ!ゲッツ!

試合前の憲剛の姿に涙するサポーター

試合前のウォーミングアップにいよいよ憲剛が登場した。
実際姿を見るまでは半信半疑というか、心配であった。
だがそんな気持ちを吹き飛ばすように、まるで前節もこのピッチに立っていたかのように我が庭である等々力のピッチを悠然に走り出した。

同時にオーロラビジョンには、憲剛復活までの動画が流しだされた。
憲剛は体を動かしながらチラッと眺めると、目を反らし。
そしてまたじっと眺めていた。

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私はこんな幸せなウォーミングアップの時間を過ごした記憶が無い。
いつまででも憲剛の姿を追っていた。
ああ、帰ってきたのだ。

憲剛と悠の二枚替え

私はJリーグがコロナによる非常事態宣言下で延期となっていた間に毎日Twitterで等々力作っていくよという企画を一人黙々とやっていた。

更地から少しずつ等々力競技場が出来上がり、やがて満員になって、徐々に選手たちが増えていく過程を描いた絵だったが、全75回の内の64回目に、悠と憲剛の二枚替えのシーンを描いた。
当時は悠も怪我だったから、二人同時に交代で復帰すれば胸アツの瞬間だろうなと想像して書いたのだが、悠は一足先に復帰し、大活躍を見せていた。

しかし運命の悪戯か、憲剛復帰の清水戦、悠はベンチスタート。
しかも、一旦ダミアンと交代が出されたにも関わらず、ダミアンが「まだ大丈夫」ということで交代が差し戻されたのだ。
おかげで後半77分。ついにこの二人の背中を拝むことが出来た。
ああ、ついに長いリハビリを乗り越えて憲剛がピッチに立つのだ。
そう思うと瞼には涙が滲んだ。きっと一人でDAZN観戦だったならば、人目を憚らずに嗚咽だったことだろう。

スターというのは、ここぞという時に結果を出す

昔からスタープレイヤーというのは、ここぞという時に結果を出すものだ。
野球でいえば長嶋茂雄やイチローだろうか。
そして中村憲剛もそういう記憶に残るプレーを今まで幾度となく見せてくれた。
最近で記憶に残るのはチェルシー戦だっただろうか。

そして、この清水戦。ピッチに入って7分後にその瞬間は訪れた。

すっと憲剛を目で追っていたが、キーパーからのビルドアップのところを随時目で確認していた。
そして85分。キーパーから出されたパスを確認した憲剛は前に走りだす。
思えば2018年だったか鹿島戦でも同じようなゴールを決めたが、この日は清水DF陣のゆるいパスを見逃さずカットしそのままループシュート。
しかも怪我をしていた左足だからこれまた驚く。

うまいうますぎる!
大きな弧を描くループではなく、ギリギリGKの頭の上を超えるループ。
試合後のLINEライブで憲剛は、「このループを麻生で何度も練習していた」というのだから恐れ入る。
祭りだ。一気に等々力競技場は声の出せない祭りに突入した。

幸せオーラを感じ、笑顔と涙の清水戦。
相手には大変失礼だが、これはファン感なのか?と思える程の幸せ度満載の中村憲剛大復活祭になった。

ピッチに入る前と、試合終了の瞬間。憲剛は左膝を両手で包んだ姿は、まるで「ありがとう」と伝えているようだった。

スフィアの羽根を聞きながら

考えてみれば怪我をしたのが去年の11月。あれから10ケ月弱。
怪我をした広島戦の夜、殆どのサポーターが眠れずに憲剛のことを心配しただろうし、私はしばらくは憲剛からのコメントは無いのではと思っていた。
しかし、そうした人々の心を推し量るように翌日憲剛はブログを更新してくれた。そこには来シーズンという文字が。
誰もがこれで終わりじゃない。必ず帰ってくるんだと信じたに違いない。改めて憲剛という男はなんというサポーター思いなんだろうと涙した(よく泣く)

そしてコロナによる自粛(練習も中断)という難しい状況の中で、よくリハビリを重ね帰ってきてくれた。
コロナのお陰という言い方も不謹慎だか、中断期間により通常より10節くらいは早い復帰となったはず。

そしてこの日、5-0と快勝した試合が終わり、万歳三唱を見届け席を立つと、等々力から憲剛の好きな曲、スフィアの羽根が流れてきた。
なんというニクイ、そしてあざとい演出だろうか。
もう帰り道も涙が溢れてしまったではないか。

そうか、スフィアの羽根は、困難な人の背中を押すだけの歌じゃなかったんだ。
新しいスタートに立つ人への応援歌でもあるんだな。

新しい世代も育ってきている。
もはや憲剛がいなければ勝てないなんて言われない。
それでもやっぱり等々力競技場の主は14番中村憲剛なんだな。それはある意味永遠なことだね。
ありがとう。大好きだフロンターレ。

それにしてもこの日 終了の笛を聞いて「え?もう終わり?」って思った人 私だけじゃないよね。

その他の写真はこちらから

試合ハイライトフロンターレ公式バージョン

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フォト150枚 J1リーグ2020 第13節  川崎フロンターレ×清水エスパルス

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